ヘルパンギーナに注意しましょう
特徴
- 1歳から4歳くらいまで乳幼児がかかりやすい、夏かぜの代表的な病気(感染症)の一つです。
- 38度から40度の発熱で発症し、同時に喉が痛む病気で、発熱が1日から3日続き、食欲不振、全身のだるさ、頭痛などを起こします。
- 口内に現れる水疱性発疹を主症状とします。口内の発疹により水分を摂取しにくくなるので脱水に注意が必要です。
- 一般的に時間とともに回復していき、後遺症は残らず、2日から3日以内に回復します。
- 大人も感染し、喉の痛みが強い場合があります。
- 日本では、毎年5 月頃から増加し始め、7月頃にピークに達し、8月頃から減少し始め、9~10月にかけてほとんど見られなくなる流行パターンです。
感染経路
- ヘルパンギーナは、急性期には、のどからウイルスが排出されるため、咳をしたときのしぶきにより感染します。
- 急性期から回復期(発症後4週間頃まで)には、便からウイルスが排出されます。
感染対策
- 患者との濃厚接触を避け、手洗いやうがいを励行することが重要です。また、マスク着用も効果的です。
- 小さなお子様がいるご家庭ではおむつ交換など便を扱ったあとは手洗いをしっかりすること。
治療
- 特別な治療方法(抗ウイルス薬)はなく、症状を少し楽にする対症療法がおこなわれます。
- 発熱や頭痛、口の中の水疱の疼痛などに対して一般的な解熱・鎮痛剤を用いることがあります。
- ヘルパンギーナの患者との接触があり、発熱やのどの痛みなどがある場合は、医療機関を受診しましょう。医療機関を受診の際には、出来るだけ平日・日中に受診していただき、事前に医療機関に電話で連絡してから受診することをお勧めします。
もしもの時は・・・
受診を迷った場合や夜間・休日の場合は、「こどもの救急」などのWebサイトを参照したり、#8000(こども医療相談)にご相談ください。
関連情報
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保健福祉部 医療政策室 感染症担当
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