第51回放送分 岩手県自殺防止月間について(平成30年8月)
今回は、大船渡保健所保健課の保健師 堀江絢菜さんが出演しました。
特集テーマ「岩手県自殺防止月間について」
岩手県自殺防止月間について
9月10日の世界自殺予防デーや、国が定める自殺予防週間に合わせ、本県では9月を岩手県自殺防止月間としています。一人でも多くの自殺を防ぐため、県民とともに自殺予防に取組む社会づくりに向けて、自殺対策の普及事業等の協力・賛同していただける団体と一体となり、集中的に普及啓発等を実施し、自分自身と身近な人のこころのケアについて考える機会です。
県内の自殺者数について
国内の自殺者数は年間2万人を超えており、県内では年間約300人弱、気仙管内では10~15人前後で推移している状況です。
大船渡保健所での取組みについて
大船渡保健所ではメンタルヘルスに関する相談を受け付けています。私たち保健師による相談は平日9時~16時半まで随時受け付けているほか、月に1回、精神科医師によるこころの健康相談を実施しています。
悩んでいる人が身近にいる場合、私たちに出来ることについて
まずは、その方のお話を聞いて、寄り添っていただくことが重要です。そのうえで、専門の相談機関に御相談ください。どこに相談すればいいかわからない場合は、保健所やお住いの市町村の保健師さんに御相談ください。適切な機関にお繋ぎします。
皆さんが、それぞれの身近な人の悩みに気づき、お話に耳を傾け、専門機関につなぎ、見守っていただく存在になっていただくことが大事です。
日頃から声をかけて相手の話をよく聞いてあげることが大切
悩んでいる人に「気づき」「傾聴し」「つなぎ」「見守る」存在を、ゲートキーパーと呼んでいます。ゲートキーパーの役割は、自殺の危険を抱えた人々に気づき適切にかかわることですが、そのために必要となる特別な資格はありません。
保健所では地域で見守り活動を行っている方々や、企業や会社といった事業所の皆さんを対象にゲートキーパー養成講座も実施していますので、ぜひお声かけください。
また、そのために特別な場所を設けるのではなく、日常生活の中で「はまって」、「集まって」、「かだる」ことでお互いのこころを癒す「はまってけらいんかだってけらいん運動」も提唱しています。あちらこちらで「はまってけらいんかだってけらいん」が自然に生まれてくる雰囲気を目指し、地域の見守り、孤立・自殺の予防につながることを期待しています 。
最後にリスナーのみなさんに
身近な方の変化に気づくためにも、まずは自分自身のこころの健康が大切です。保健所ではこころの健康についての出前講座も実施していますので、お気軽にお声かけください。
【パーソナリティ】FMねまらいん 及川 透子さん
【出演者】大船渡保健所保健課 保健師 堀江 絢菜
振興局からのお知らせ
- 平成30年度8月以降に行う住宅再建相談会について
- 国道340号山谷地区道路改良工事にともなう通行規制について
- 高田松原津波復興祈念公園 活動グループの募集について
(注) 「気仙ふっこう スマイル通信」では、番組についての皆様からの御意見や御感想をお待ちしております。下記のフォームにご記入いただくか、お電話など、お気軽にお寄せください。今後の番組制作の参考とさせていただきます。
電話番号は、0192-27-9911です。
添付ファイル
第51回(平成30年8月)放送分
第51回(平成30年8月)放送分の音声ファイルです。
このページに関するお問い合わせ
沿岸広域振興局経営企画部大船渡地域振興センター
地域振興課
〒022-8502 岩手県大船渡市猪川町字前田6-1
電話番号:0192-27-9911(内線番号:305) ファクス番号:0192-27-1395
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