知事からのメッセージ　令和3年5月

令和3年5月19日

5月19日、「公共関与型産業廃棄物最終処分場建設工事着工式」に出席しました。

この最終処分場は、一般財団法人クリーンいわて事業団が整備を進めているもので、八幡平市を始め、地域の皆様の御理解と関係各位の御尽力をいただき、心から感謝申し上げます。

一般財団法人クリーンいわて事業団は、平成5年に国から廃棄物処理センターの指定を受け、産業廃棄物適正処理のモデル施設として「いわてクリーンセンター」を奥州市内に整備し、本県における産業廃棄物の適正処理の推進や本県の経済産業活動の発展に寄与しているところです。

東日本大震災津波により発生した災害廃棄物の受け入れにより、埋立終了時期が早まったことから、本県では、後継となる最終処分場の整備に向け、基本方針を策定し、八幡平市及び地域の皆様の御理解を得て、同市を建設候補地として選定しました。

県では、いわて県民計画（2019-2028）に「循環型地域社会の形成」を掲げ、災害に強く持続可能な廃棄物処理体制の構築を推進し、産業廃棄物の適正な処理に取り組んでいます。

この最終処分場の整備（令和6年度内の工事完成見込）により、本県における産業廃棄物の処理体制の確立及び産業廃棄物の迅速かつ適正な処理を推進していきます。

令和3年5月31日

5月31日、「盛岡南公園野球場（仮称）起工式」に出席しました。

この野球場は、県内で初めての岩手県と盛岡市との共同事業として、民間事業者の資金などを活用する「PFI」という事業手法により整備するものです。

岩手県営野球場の機能を受け継ぎ、プロ野球一軍公式戦が開催できる高規格な野球場と屋内練習場を一体的に整備し、イベント広場やキッズスタジアムを設けるなど多目的に利用でき、幅広い人々が楽しめる「ボールパーク」を目指しています。

県では、いわて県民計画（2019-2028）において、スポーツイベントの誘致・開催を始めとしたスポーツツーリズムを推進し、人的・経済的な交流の拡大に取り組むこととしています。

この野球場が隣接する「いわぎんスタジアム」と併せ、プロスポーツ、アマチュアスポーツを問わず、岩手県民のスポーツの一大拠点となり、地域活性化の大きな力になるものであり、令和5年度の供用開始に向け、今後とも盛岡市と連携しながら整備に取り組んでいきます。