知事からのメッセージ 平成27年11月

ページ番号1069919  更新日 令和5年12月5日

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平成27年11月1日

10月31日と11月1日の両日、盛岡市で「いわて若者文化祭2015」を開催しました。

この催しは、次代を担う若者の活躍を支援する施策の一環として、「文化芸術の持つ創造性」と「若者の活力」を融合させ、参加する若者やそれを支援する幅広い年代を結び付ける取組で、前年に続き、今回が2回目の開催となりました。

私は、初日に開会宣言を行ったほか、評論家の宇野常寛氏との「作戦会議」で、県庁の若手ゼミからの「若者が住みたくなる岩手」となるための施策提案を基に、今後の岩手の方向性について意見交換を行いました。また、本年で5回目となる「いわてマンガ大賞」の表彰式も行い、私から受賞者の皆さんを表彰しました。

文化祭が行われた市内3会場では、障がいのある方を含め、県内外から集まった若者の皆さんによるステージ発表や展示が行われ、多くの来場者が訪れました。ステージ発表では、出演者が一生懸命パフォーマンスを繰り広げ、寒い日ではありましたが、それに負けない若者の熱気を感じました。展示発表のコーナーも、ゲームなどのコンテンツをはじめ様々なジャンルの作品が展示されており、楽しく興味深く見ることができました。

いわての復興を成功させ、「希望郷いわて」を実現するためにも、若者の新しい力をさらに強め、すべての世代が力を合わせていく必要があります。若者が先頭になって活躍できるよう、今後とも支援して参ります。

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宇野常寛氏との作戦会議
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いわてマンガ大賞表彰式
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展示ブースを視察

平成27年11月13日

11月8日から13日にかけて、6月に続いて本年2回目の台湾訪問を行いました。

平成25年のアメリカ、平成26年のフランスに続き、台北市内において、復興支援をいただいた方々をお招きして、東日本大震災津波・岩手県復興報告会を開催しました。私からは、復興支援に対する御礼と復興に向けた取組を紹介するとともに、これまでの支援に応えるためにも、必ず復興を果たし、岩手を以前よりもっとすばらしい地域へと再生させることを誓いました。

岩手県は台湾から、東日本大震災津波からの復旧・復興に対して、世界最大級のご支援をいただいております。また、観光の分野においても、外国人観光客のうち台湾からの観光客の割合が、平成26年は62%となり、47都道府県の中では圧倒的な差で第1位になるなど、岩手県と台湾とは、「特別な関係」にあります。

この特別な関係をさらに発展させるため、滞在中は、馬英九(ば えいきゅう)総統や立法院の王金平(おう きんぺい)院長、復興へのご支援をいただいた団体、観光や経済関係の企業・団体を訪問し、震災の救援と復興支援に対する感謝をお伝えするとともに、文化や観光・経済分野での岩手県と台湾との交流拡大を呼びかけました。

また、2017年の花巻空港への定期便化に向けて、観光客の誘客拡大を図るため、台湾最大の旅行商品展示会である台湾国際旅行博への参加や、台北駅での「元気ないわて観光キャンペーン」の実施などにより、本県の魅力をPRしました。

今後も、復興で生まれたつながりを大切にし、文化や観光・経済交流の一層の拡大を図りながら、岩手県と台湾との「特別な関係」がさらに発展していくよう、努めてまいります。

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復興報告会
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台湾立法院の王金平院長を表敬
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台湾国際旅行博
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元気ないわて観光キャンペーン

平成27年11月26日

11月26日、盛岡市内で、岩手県オリジナル水稲品種「岩手107号」新名称発表会を行いました。

岩手107号の名称は、「銀河のしずく」です。「銀河」は、キラキラと光る星空から、お米一粒一粒の輝きをイメージさせ、また、宮沢賢治の作品のタイトルにも使用されており、間接的に「岩手」もイメージできます。また「しずく」は、岩手107号の特性である、お米のツヤ、白さなど、美味しさを表現しています。

県オリジナル水稲品種がデビューするのは、平成17年の「どんぴしゃり」以来11年ぶりです。「銀河のしずく」は、冷害や病気に強い品種と、コシヒカリと同等の食味を持つ品種をかけ合わせて開発したもので、その特徴が見事に発揮され、全国トップクラスの品質と食味を兼ね備えています。平成28年秋の市場デビューに向けて、27年産のものを東京都内の五ツ星お米マイスターや消費者に試食をしていただいたところ、色の白さや食感に対する評価が高く、最高の特A評価を狙えるようなおいしいお米としての手応えを感じています。

県では、平成28年2月に「いわてオリジナル品種ブランド化戦略」を策定することとしており、県産米の生産、流通、販売に関わる機関・団体が一丸となって、「銀河のしずく」が一日も早くブランドとして認知されるよう努めてまいります。

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