岩手県産食品の安全性情報（検査体制と基準値適合状況）

岩手県産食品（農林水産物、流通食品）は、放射性物質濃度の検査を行い、その安全性を確認しています。これまでの検査では、出荷制限等の対象となっている一部の品目を除き、国の基準値を超える放射性物質は検出されていません。

平成23年度に開始してからこれまでの検査の概要は、

• 令和5年度（令和5年4月から令和6年3月まで）の検査では、検査総件数6,841件のうち、6,834件（99.90％）は国の基準値以下又は不検出でした。
• 令和4年度（令和4年4月から令和5年3月まで）の検査では、検査総件数7,038件のうち、7,031件（99.90％）は国の基準値以下又は不検出でした。
• 令和3年度（令和3年4月から令和4年3月まで）の検査では、検査総件数7,760件のうち、7,750件（99.87％）は国の基準値以下又は不検出でした。
• 令和2年度（令和2年4月から令和3年3月まで）の検査では、検査総件数7,452件のうち、7,436件（99.79％）は国の基準値以下又は不検出でした。
• 令和元年度（平成31年4月から令和2年3月まで）の検査では、検査総件数24,170件のうち、24,162件（99.97％）は国の基準値以下又は不検出でした。
• 平成30年度（平成30年4月から平成31年3月まで）の検査では、検査総件数23,708件のうち、23,693件（99.94％）は国の基準値以下又は不検出でした。
• 平成29年度（平成29年4月から平成30年3月まで）の検査では、検査総件数25,618件のうち、25,614件（99.98％）は国の基準値以下又は不検出でした。
• 平成28年度（平成28年4月から平成29年3月まで）の検査では、検査総件数24,737件のうち、24,722件（99.94％）は国の基準値以下又は不検出でした。
• 平成27年度（平成27年4月から平成28年3月まで）の検査では、検査総件数25,088件のうち、25,079件（99.96％）は国の基準値以下又は不検出でした。
• 平成26年度（平成26年4月から平成27年3月まで）の検査では、検査総件数25,533件のうち、25,521件（99.95％）は国の基準値以下又は不検出でした。
• 平成25年度（平成25年4月から平成26年3月まで）の検査では、検査総件数26,815件のうち、26,798件（99.94％）は国の基準値以下又は不検出でした。
• 平成24年度（平成24年4月から平成25年3月まで）の検査では、検査総件数25,276件のうち、25,016件（98.97％）は国の基準値以下又は不検出でした。

これらの検査により、次のとおり安全性を確認しています。

• 米、麦、大豆、野菜、果実から国の基準値を超える放射性物質は検出されていません。
• 豚肉、鶏肉、鶏卵、原乳から国の基準値を超える放射性物質は検出されていません。
• 牛肉については、抽出検査により安全性を確認しており、平成24年3月23日以降、国の基準値を超える放射性物質は検出されていません。
• 林産物、水産物などについては、一部を除き国の基準値を超える放射性物質は検出されていません。

なお、国の基準値を超過したものについては、出荷制限等の措置が行われており、流通していません。

安全性が確認されている岩手県産の食品を安心してお召し上がりください。

県等の検査体制

岩手県が実施している検査は、次のとおりです。

• 農林水産物の検査計画に基づく検査
  国の指針に沿って県が策定した「県産農林水産物の放射性物質濃度の検査計画」等に基づき、県内で生産（収穫・漁獲）される農林水産物の主な品目について、主要産地市町村等を対象に検査を行っています。 （農林水産部農林水産企画室）
• 流通食品の収去検査
  食品衛生法に基づき食品衛生監視員が収去検査（食品関係施設から食品等を無償で持ち帰り検査）を行っています。 （環境生活部県民くらしの安全課）
• 野生山菜・きのこの全市町村検査
   野生山菜と野生きのこの放射性物質濃度について、県内の全市町村を対象に検査を行っています。 （環境生活部県民くらしの安全課）
• 野生鳥獣肉の検査
   一部に出荷制限指示が出されている野生鳥獣肉について、検査を行っています。 （環境生活部自然保護課）

このほか、各市町村や他の都道府県、産地直売所、卸売市場等においても、岩手県産食品について自主的に検査を行っています。

岩手県産食品の基準値適合状況

厚生労働省が発表しているデータをもとに、岩手県が行った検査だけでなく、岩手県産食品を対象に行われた全ての放射性物質濃度検査の結果を集計しています。