研究報告
効果的な情報還元の推進に向けた保健情報の活用に関する調査
岩手県環境保健研究センター保健科学部では、県内における健康づくりや生活習慣病予防の取り組みを支援するため、人口動態統計やライフステージ別健診・生活習慣データ等を収集し、その解析結果を保健情報として還元しています。
この度、関係機関における保健情報の活用状況について調査を行いましたので、その結果について報告します。
調査の概要
本調査は、関係機関における保健情報の活用状況や課題等について把握し、データ活用の実態に即したより効果的な情報還元を進めることを目的として実施しました。
1 対象機関
県、市町村、医療保険者、教育関係機関、小・中・高等学校、大学等（計433機関）
2 調査期間
令和5年7月3日～令和5年7月28日
3 回答数（回収率）
327／433機関（75.5％）
結果の概要
本調査結果から、多くの関係機関において、各種計画の策定・評価や施策の立案・評価等に統計データが活用されており、当センターの保健情報はその基礎資料として活用されていることが推察されました。
しかし、データを活用した現状分析による課題の明確化や、それを基にした計画の策定・評価に比べ、施策・事業の効率的な実施の検討や見直し、モニタリング・進捗管理を実施している割合は低い傾向がみられました。より効果的・効率的な施策・事業の実施に向けて、PDCAサイクルに沿った取り組みを支援するための保健情報のあり方や、データ活用の支援について検討していく必要があると考えられます。
当センターでは、調査からみえてきた保健情報の活用状況や課題、ニーズ等を踏まえながら、より効果的で分かりやすい保健情報の還元を進められるよう取り組んでいくことにしています。
調査報告書
詳しい調査結果は、添付ファイルよりご覧いただけます。
関連リンク
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このページに関するお問い合わせ
岩手県環境保健研究センター 保健科学部
〒020-0857 岩手県盛岡市北飯岡1-11-16
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