新たな「土砂災害が発生するおそれのある箇所」の公表について(令和5年12月21日)
岩手県では、住民の防災意識を喚起しつつ、地域全体の防災力の向上につなげていくことを目的に、高精度な地形情報を用いて、新たな「土砂災害が発生するおそれのある箇所」を抽出したところです。令和4年度分5,668箇所に加え、令和5年度分4,324箇所、全9,992箇所抽出されましたので公表します。
1 背景
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平成30年7月豪雨において全国で発生した人的被害を伴う土砂災害のうち、約2割が土砂災害警戒区域外で発生。
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本県においても、令和元年東日本台風では、土砂災害が発生した98箇所のうち18箇所が土砂災害警戒区域外で発生。
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近年の土砂災害の発生状況を踏まえ、国は令和2年に「土砂災害防止対策基本指針」を変更しており、今後は、高精度な地形情報を用いて土砂災害が発生するおそれのある箇所の抽出に努めるものとされた。
2 抽出公表範囲
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国土地理院提供の既存の高精度な地形情報がある範囲(右図緑色の範囲)について、令和4年度公表済。
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残りの範囲(右図青色の範囲)については、県において高精度な地形情報を整備したうえで、令和5年度公表。
3 各市町村別の箇所数
4 新たな「土砂災害が発生するおそれのある箇所」の位置図
以下の広域振興局管内から、市町村別の位置図をご確認いただけます。
「いわてデジタルマップ」では、新たな「土砂災害が発生するおそれのある箇所」等は、コンテンツ「土砂災害に関する規制図」に掲載しており、Googleマップに重ねて表示することができます。
なお、当マップに表示されている「区域」以外でも、土砂災害が発生する可能性はあります。特にがけ地付近や渓流沿いの土地では、大雨などの際には十分注意してください。
添付ファイル
5 公表資料
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