学生紹介(短期課程)
令和6年度、岩手県警察官として採用された初任科短期課程を紹介します。
初任科短期課程 男性警察官1
- 出身地
- 盛岡市
- 趣味
- 映画鑑賞、ドライブ
- 特技
- サッカー
- 好きな言葉、座右の銘
-
「礼節を重んじ我慢強く」
この言葉は、小学校卒業時に校長先生からいただいた言葉です。誰に対しても礼儀を忘れず、どんなことを言われたりやられたりしてもグッと我慢することで自身の成長につながるという意味です。今後様々な困難に直面すると思いますが、グッと我慢して自分自身の成長につなげ、一人前の警察官になれるように努めます。
警察官を目指した理由
以前、私の家族が犯罪に巻き込まれたことがありました。その時担当してくれた警察官は、親身になって相談に乗ってくださり、事案を解決してくださいました。そのような警察官に私もなりたいと思い、大学では法学部に進学し、刑事訴訟法を学びました。そこで、刑事訴訟法は単なる刑事手続きのために存在しているのではなく、対象者の社会復帰の始まりを担うものであると学びました。この学びをいかし、人権を尊重し、公正公平な職務を執行する警察官になります。
私からのメッセージ(未来の学生へ)
私が警察官を目指す皆さんに伝えたいことは、「意志を強く持ち、自信を持って行動してほしい」ということです。警察学校で、私自身多くの失敗をし、教官方から指導を受けています。また、これまでの学生生活とは異なり、肉体的にも精神的にも苦しいと感じる場面もあります。しかし、必ず一人前の警察官になるという強い意志を持っていれば、日々の経験は自分自身のためであることを実感できます。私はその意志を持って、自分を奮い立たせています。そして、私たちには同期生という仲間がいます。同期生と苦楽を共にし支え合うことで、皆で成長できます。未来の警察官になろうとしている皆さんは不安でいっぱいだと思いますが、強い意志を持ち、仲間と支え合うことで自分自身を成長させることができます。皆さんと共に働ける日を楽しみにしています。
初任科短期課程 男性警察官2
- 出身地
- 山田町
- 趣味
- 釣り、映画鑑賞
- 特技
- 剣道
- 好きな言葉、座右の銘
-
「継続は力なり」
物事は続けて実行することに意義があり、それが自分自身の力になるという意味を持った言葉です。今の私にはまだ足りない部分が多くあります。この言葉のように地道にコツコツと努力し、立派な警察官になれるように精進します。
警察官を目指した理由
私が警察官を目指した理由は、東日本大震災を経験したことにあります。私が生まれ育った町は、津波により甚大な被害を受けました。当時9歳だった私は、恐怖と絶望感で毎日泣いていたのを覚えています。そんな時に私を救ってくれたのは警察官でした。現場で救助に当たり、県民の方々に尽くす姿がとても格好良く見え、「私もこの警察官のように将来は人のためになることがしたい」と思い、警察官を志しました。私の大好きな岩手県民の暮らしの安全を守り、笑顔の絶えない町づくりを目指します。
私からのメッセージ(未来の学生へ)
「仲間を大切に」です。私は警察学校で仲間にたくさん支えられ、助けられています。皆さんは警察学校は厳しい、怖いなどのイメージがあると思いますが、警察学校は治安のプロとなるための場所で、厳しいのは当たり前です。しかし警察学校では同期生が私のことを支え、助けてくれます。お互いに助け合いながら困難を乗り越え、何かを達成した際には共に喜び、失敗をしたら一緒に悩み、前を向きます。私は警察学校で仲間の存在の大きさを実感しました。警察官を目指している皆さんには、決して一人ではないということを伝えたいです。私もまだまだ未熟ですが、皆さんと一緒に働く仲間になれることを楽しみにしています。
初任科短期課程 男性警察官3
- 出身地
- 釜石市
- 趣味
- 家事、育児
- 特技
- 茶道、バドミントン
- 好きな言葉、座右の銘
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「不撓不屈(ふとうふくつ)」
この言葉は、母校の校訓です。どんな困難に遭ってもひるまず、くじけないという意味です。私が小学生の頃、東日本大震災津波により学校が被災し、仮設校舎で勉学に励みました。当時の先生に「不撓不屈の精神で何事も取り組め。」と言われて以来、この言葉を好きになりました。
警察官を目指した理由
私は大学卒業後、県内の病院で働いており、当時は警察官になることは考えていませんでした。転機になったのは、現職の岩手県警察職員である妻の父から「受けてみないか。」と採用案内パンフレットを渡されたことです。初めは、「記念程度に受けてみようかな。」と思っていましたが、パンフレットを読んでいるうちに、震災当時、全国から応援に来て活動していた警察官の記憶がよみがえり、いつしか「警察官になって国民や県民を守りたい。」という気持ちに変わっていました。仕事をしながらの勉強は大変でしたが、自分が警察官になって働いている姿を想像することで、頑張ることができました。
私からのメッセージ(未来の学生へ)
私は、子供が生まれる直前に警察官に転職することを決めました。妻には事前に相談していましたが、受験を決断した際は、「子供に誇れる立派な警察官になってね。」と背中を押してもらえました。家族の理解があり、警察官になることができました。入校中はなかなか家族に会えず、負担をかけてしまいますが、「頑張ってね。」と会うたびに応援されると、つらいことがあっても乗り越えられます。今の仕事を辞めて採用試験を受けようと考えている人もいると思います。年齢や家族を理由に諦めず、挑戦してほしいです。転職すること自体、勇気がいることですが、今までの社会人としての経験や培った能力は、警察官になっても大きな強みになりますので、迷っている方も是非受験してください。一緒に岩手県を守りましょう。
初任科短期課程 女性警察官1
- 出身地
- 花巻市
- 趣味
- 映画鑑賞、読書
- 特技
- 柔道
- 好きな言葉、座右の銘
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「初志貫徹」
初めに決めた志を最後まで貫き通すという意味です。幼い頃に警察官になると決意し、ようやく夢に近づきました。立派な警察官になるまでの道のりは長いですが、警察官になると決めた日の志を忘れず、日々の勉学と訓練に励みます。
警察官となった私の変化
私は警察官に憧れ、警察官について調べ、厳しい職業であることを理解した上で警察学校に入校しました。細かく定められた規律に従って日常生活を送ることや、職務執行のために必要な法的根拠を覚えることなど、想像以上の厳しさで、入校前の私の考えは甘かったと気付かされました。しかし、この厳しさは人を守るために必要です。今までの自分自身の甘さを捨て、勉学・訓練・生活の全てを全力で取り組みます。今まで私は守られる側にいましたが、今度は守る側となり、県民の方々が安心して暮らせる岩手県を維持するため、日々精進してまいります。
私からのメッセージ(未来の学生へ)
私は現在警察学校で、今まで経験したことがないほど厳しい環境にいます。嫌になったり、くじけそうになったりすることもありますが、自分で決めた道であり、最後まで貫き通すという信条を忘れず日々の生活を送っています。しかし、どうしてもくじけそうになった時には、同期生に頼ることが大事です。今後長い警察人生を送る中で、同期生の存在は大きな支えとなり、乗り越えられる試練もあるはずです。人との関わりをいかなるときでも感謝し、大切にしてください。皆さんと警察官として共に働ける日を待っています。
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岩手県警察本部 警務部 県民課
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