学生紹介(長期課程)
令和7年度、岩手県警察官として採用された初任科長期課程を紹介します。
初任科長期課程 男性警察官1
- 出身地
- 矢巾町
- 趣味
- 筋トレ、ハンドボール、スポーツ観戦
- 特技
- ハンドボール
- 好きな言葉、座右の銘
- 「一念岩をも通す」
どんな困難なことでも、強い意志と決意があれば、必ず成し遂げられるという意味の言葉です。これから立ちはだかる大きな壁や無理難題に臆することなく、強い意志と決意を持って、一線署で活躍できる一人前の警察官になれるよう、日々努力を重ねていきます。
警察官を目指した理由

私が小学校のときに参加したボランティア活動で、交通安全指導をしていた警察官の姿を見て感銘を受けたことがきっかけです。ある日、岩手県内の交通事故死者数の半分以上を高齢者が占めているというデータを見ました。そのほか高齢者に関しては、災害時の逃げ遅れ事案や特殊詐欺被害も多発していることが分かりました。私自身、幼い頃に地域の方々に親切にしていただきながら育ちました。今度は私が高齢者の方に寄り添い、頼りにしてもらえるような警察官となり、犯罪や事故、災害から高齢者の方々を守ります。
私からのメッセージ(未来の学生へ)
仲間という存在を大切にしてほしいです。警察学校では、警察官となる上で必要な知識や技能、体力、不屈の精神を養う場です。今まで経験したことのない程厳しい規律の中で生活しなければなりません。日々辛いことや苦しいこと、頭を抱えてしまうことが多くなりますが、そんな時こそ同期の仲間を頼ってほしいと思います。同じ食卓でご飯を食べ、一緒にお風呂にも入り、苦楽を共に過ごす警察官として働く上での一生の仲間です。
困っているときはお互い支え合い、高め合いながら成長してほしいです。皆さんと一緒に岩手県の安心安全のために尽くせる日が来ることを心から願っております。
初任科長期課程 男性警察官2
- 出身地
- 軽米町
- 趣味
- スポーツ観戦
- 特技
- 剣道
- 好きな言葉、座右の銘
-
「不動心」
周りの事柄に左右されない強い心を表す言葉です。この言葉のように強い心を持って公平中正に警察の職務を遂行できる立派な警察官になるために、精進します。
警察官となった私の変化
警察学校に入校して数ヶ月が経過しました。日々の厳しい生活や体力錬成を通して、私自身心境の変化を感じています。警察学校で規律を重んじる生活や勉学に励む中で、警察官としての責任の重さを実感し、自身の言動にも一層の責任を持つようになりました。
県民の方々の平穏な生活を守るという使命を全うするべく、警察学校の入校期間で訓練や勉学に全力で取り組み、日々成長を続けていきたいと思います。
私からのメッセージ(未来の学生へ)
仲間を大切にしてほしいです。警察学校での生活は、想像以上に厳しく、大変なことも沢山あります。体力面・精神面で鍛えられる日々が続き、自信を失いそうになることもありますが、このような時に、仲間の存在が大きな支えとなります。些細なことでも仲間と協力しながら乗り越えてほしいです。また、教官の指導を厳しく感じることもありますが、教官方の教えが現場に出た際、自分の財産になることを忘れず、真摯に受け止めて自分の成長に繋げていただきたいです。
岩手県警察官として、皆さんと一緒に働く仲間となれることを楽しみにしています。
初任科長期課程 男性警察官3
- 出身地
- 宮古市
- 趣味
- サウナ、美味しい飲食店を見つけること
- 特技
- バスケットボール
- 好きな言葉、座右の銘
- 「まず感謝」
この言葉は、両親からの受け売りですが、環境が変化することでよりこの言葉の大切さが身に染みます。そして人からの善意に対してしっかり感謝を伝えることはとても大切です。警察官としても社会人としてもこの言葉を念頭に置き、励んでいきます。
警察官を目指した理由
私は小さい頃に東日本大震災を経験しており、そこで警察官の方々の活躍を目にしました。そこでは交通に関する活動や行方不明者の捜索、ほかにも住民の方々への状況確認のために、優しく寄り添っていたこともよく覚えています。そこで私は、直接住民の方々と関わり、手助けができる職業は警察官しかないと思いました。辛い思いや苦しい思いをしている人の話を聞き、少しでもその辛さから解放してあげたいと強く思いました。震災当時のように力強く優しい警察官の方々の背中に追いつくためにも、日々の訓練に取り組み、一歩ずつ成長していきます。
私からのメッセージ(未来の学生へ)
警察学校は、警察官になるために必要な教養、体力そして精神力を養います。初めは慣れないことが多く、一日があっという間に過ぎていき、毎日が充実しています。この生活で何よりも大切にして欲しいのが同期生との関係です。苦しいことや楽しいこと、様々な場面に出くわします。しかし、同期生と一緒に乗り越えることでお互いに成長を実感できます。時には支え合い助け合うことで人との繋がりの重要さが分かります。岩手に住む方々のために共に頑張りましょう。
初任科長期課程 男性警察官4
- 出身地
- 紫波町
- 趣味
- 音楽鑑賞
- 特技
- 人と話すこと
- 好きな言葉、座右の銘
-
「克己心」
この言葉は漢字のとおり、自身の力で欲望や邪念に打ち勝つという意味です。時には、サボりたいなどと思うこともあります。その弱い気持ちに自分自身が勝つということに意味があり、簡単には諦めない強い気持ちが大切なので、この「克己心」が私の好きな言葉です。
警察官となった私の変化

私は今まで「時間ギリギリでも間に合えば大丈夫」など、時間をあまり気にすることなく生活していました。しかし、警察官になってからは、時間をとても気にして生活するようになりました。決められた時間に起床し、素早く準備をすることや、遅くても5分前には集合するなど、入校してすぐには動きに慣れず、とても苦労しました。しかし、生活に慣れるに連れて、余裕を持って行動に移したり、事前に準備をするなど、先々の事を考えることができるようになりました。初めのうちは何事にも慣れていないため、大変なことも多くありますが、しっかりと考えて行動すれば、少しずつでも成長することができました。
私からのメッセージ(未来の学生へ)
今後、警察官として市民の安全を確保し、一人でも多くの命を救いたいと考えるのであれば、是非一緒に警察官として頑張りましょう。厳しい訓練を耐え抜いた先に身につく技術や、難しい勉強を真面目に取り組んだ先に身につく教養。これらを身につけることで一人でも多くの命を救うことに繋がると思います。生半可な気持ちではなく「困っている人や苦しんでいる人を絶対に助けたい」といった強い気持ちを持った警察官が増えることを願っています。
初任科長期課程 女性警察官1
- 出身地
- 盛岡市
- 趣味
- 寝ること、自然を楽しむこと
- 特技
- 笑わせること、タイピング
- 好きな言葉、座右の銘
-
「笑顔」
笑顔の意義は、心の状態にポジティブな影響を与える、コミュニケーションを円滑にする、そして人間関係を良好にするなど、多岐にわたります。笑顔は人を幸せにします。私は笑顔を大切にする警察官になり、県民が明るくなるような対応を心掛けていきます。
警察官を目指した理由

私は幼い頃からパトカーや、制服を身に纏い県民を守る警察官の姿に強く惹かれていました。また、人を助けたい、悪い人を捕まえたいという意思が強かったです。高校時に進路面談で「女性警察官にしかできない仕事もあるよね。」と言われ、それは男性に話すには抵抗がある性被害を受けた方の話を聞き、寄り添うことであると考えました。それ以降、被害を受けた方が少しでも安心して悩みを打ち明けることができる場を作りたいと思い、一人前の警察官を目指して、日々警察官として求められる知識、体力、正義感の向上に努めています。
私からのメッセージ(未来の学生へ)
警察官を志望する理由や理想の警察官像は、それぞれ異なると思います。しかし、警察学校で過ごす上で、非常に大切なのは同期です。楽しいことも、辛いことも、常に同期と一緒です。成功すれば褒め合いますし、失敗や間違いがあれば注意し合います。そのような同期との付き合い方も、警察学校での生活を通じて理解して欲しいです。最初は不安も多いと思いますが、勉強面、体力面、全て自身が立派な警察官になるために行っていることです。やる気があれば、教官方も絶対見放したりしません。また、未来の自分を助けるのは今の自分です。今できることを、自分のためにやっていきましょう。将来、皆さんと一緒に岩手県の安心安全を守れる日を楽しみに待っています。
初任科長期課程 女性警察官2
- 出身地
- 一関市
- 趣味
- 読書、音楽鑑賞
- 特技
- 人の顔をすぐ覚えることができる
- 好きな言葉、座右の銘
-
「必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ」
戦国武将である織田信長の言葉で、「何かを一生懸命行う人生は、何も頑張らない人生より光り輝く」という意味です。警察学校での生活で辛くなったときに、いつもこの言葉を思い出し、頑張っています。
警察学校で身につけたこと
警察学校では、決められた日課に従い、私たち学生は生活しています。最初は時間を意識して行動する習慣がなかったため、時間に遅れそうになったときもありましたが、今では余裕を持って生活できるようになりましたし、着替えも5分もかからずできるようになりました。警察官の仕事は一分、一秒でも遅いと犯人を逃してしまったり、助かる命も助けられないかもしれません。多くの犯人を捕まえ、県民の方々の命を守っていくためにも、今後も時間を意識して行動したいです。
私からのメッセージ(未来の学生へ)
私は一度きりの人生の中で、警察官という道を選択して後悔をしていません。警察学校での生活で辛いこともありますが、支えてくれる同期もいます。そして、食堂のご飯が美味しくて心も体も満たしてくれます。また、毎日県内では事件事故が発生しており、警察官を必要としている県民がいます。何もやらない人生より、何かに挑戦する人生は勇気が要りますが、とても充実したものになると確信しています。一緒に岩手県を守る仲間としてお会いできるのを楽しみに待っています。
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岩手県警察本部 警務部 県民課
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