一般国道340号『立丸峠』工区が全線開通しました!
県が復興支援道路として遠野市土淵町栃内~宮古市小国間で整備を進めている一般国道340号「立丸峠」工区が、平成30年11月29日(木曜日)14時00分に全線開通しました。
完工式典
当日は天候にも恵まれたなか、開通に先立ち11時00分より、関係者約100人出席のもと、完工式を開催しました。
完工式では、テープカット、くす玉開披、開通記念パレードなどのセレモニーを行いました。セレモニーには、ご当地キャラのカリンちゃん、サーモンくんも参加し会場を盛り上げてくれました。
その後、14時00分より一般通行を開始し、開通を心待ちにしていた地元の皆様など多くの方々に、新しい道路を走行していただくことができました。
立丸峠工区の概要
一般国道340号は、陸前高田市を起点とし、青森県八戸市に至る路線で、北上高地を縦断する唯一の幹線道路です。特に遠野地域は、内陸と沿岸を結ぶ交通の要衝であることから、横軸の国道283号と宮古市、旧川井村との交流路線として古くから利用されており、平成23年の東日本大震災の直後には、津波によって寸断された国道45号の代替路として、自衛隊や消防、物資輸送などの救援活動において重要な役割を担いました。
しかしながら、立丸峠区間は未だ幅員が狭く、急カーブが連続するなど交通の難所となっているため、本事業により幅員狭小区間、線形不良区間の解消を図るとともに、速達性を確保し、緊急輸送道路としての機能を強化するものです。
- 延長・・・5.21km(大峠工区3.26m、新田工区0.25km、小峠工区1.70km)
- 幅員・・・一般部6.0(9.0)m、トンネル部6.0(7.5)m
- 事業期間・・・平成24年度~平成30年度
- 全体事業費・・・約97億円
- 主要構造物・・・立丸第一トンネル1,839m(大峠工区)、立丸第二トンネル920m(小峠工区)
- 整備効果
- 遠野市~宮古市間で約4kmの距離短縮、約6分の時間短縮
- トンネル整備による冬期間の交通環境改善等
- 急カーブ、急勾配、狭隘(最小幅員3.3m)等交通の難所である峠道の解消による安全で円滑な交通の確保
(注) 道路は良くなりましたが、スピードを出し過ぎないよう皆さん注意してください。
旧道は平成31年度中、道路補修工事の為通行止めになります。
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