農業農村整備ってなぁに?
二戸地域での事業実施状況を紹介します。
農業農村整備事業とは
農業農村整備事業は、命の源である水、豊かな恵みを与えてくれる土を相手に、自然との共生を図りながら営まれている農業を支援するため、水田や畑で必要な農業用水を確保するためのダムや堰の建設、営農条件を改善するための水田、畑の整備、農産物などを運搬するための農業用道路の整備、農村の環境整備などを行う事業です。
二戸地域の農業農村整備事業
1 畑地かんがい施設の整備を進めています
二戸地域は、夏期冷涼な高標高地、夏期温暖な盆地などの地域特性を活かし、レタス、きゅうり、ピーマン、トマト、ほうれんそう、りんどう、りんごなど、多様な品目が栽培されています。
しかし、年間降水量は約1,000mmと少なく、しばしば干ばつ被害に見舞われてきたことから、国営かんがい排水事業と一体的に畑地かんがい施設の設備を進めています。
かん水チューブによるレタスの作付け【一戸町奥中山地域】
かん水チューブによるピーマンの作付け【軽米町野場地域】
スプリンクラー散水による凍霜害対策を実施したりんごの木【二戸市男神地域】
2 水田の整備を進めています
農業従事者の高齢化や減少が深刻化する中、中山間地域の水田農業を維持・発展していくためには、農地の引き受け手となる経営体(担い手)の効率的かつ安定的な農業経営を実現する必要があります。
農村整備室では、地域が描く営農ビジョンを基に、ほ場の大区画化や汎用化と担い手への農地集積・集約化を一体的に進めるほ場整備事業を実施しています。
福田地区のほ場整備工事の様子【令和5年8月4日撮影】
福田地区アーカイブ
山内地区のほ場整備工事の様子
3 事業PR活動を行っています
農業農村整備紙芝居について
岩手県では、郷土の先人たちが築き上げてきた農地や農業用水の開発の歴史を次代を担う子どもたちに伝え、ふるさとへの愛着心や施設への愛護心を持ってもらおうと、平成12年から農業農村整備紙芝居を製作し、毎年、小学校の出前授業や各種イベントで上演しています。
二戸地域では、二戸市金田一にある「大口用水路」の紙芝居を製作しました。
また、スマートフォンやタブレット端末でもご覧いただけるよう、YouTubeのいわて公式動画チャンネルに公開しました。
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このページに関するお問い合わせ
県北広域振興局農政部二戸農林振興センター
農村整備室農村計画課 農村計画チーム
〒028-6103 岩手県二戸市石切所字荷渡6-3
電話番号:0195-23-9207(内線番号:268) ファクス番号:0195-23-1165
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