長期経営方針(2020～2029)（令和2年度から令和11年度）

長期経営方針（2020～2029）

策定の趣旨

　企業局は、北上川を始めとする豊かな水資源などの地域特性を生かし、環境負荷の少ないクリーンな電力を供給する電気事業と良質な工業用水を供給する工業用水道事業を運営し、地域社会の発展と県民福祉の向上に寄与してきました。

　一方で、事業の開始から長期間が経過したことに伴う施設の高経年化への対策や、国の電力システム改革などの事業を取り巻く経営環境の変化に的確に対応していくため、これまでに岩手県企業局長期経営方針（平成22年度～令和元年度）と、5次にわたる中期経営計画を策定し、中長期的な観点に立った事業の安定経営に取り組んできました。　

　今般、長期経営方針の取組期間が令和元年度で終了となることから、今後においても経営環境の変化に的確に対応し、経営基盤の強化や経営の効率化を図りながら電力と工業用水の安定供給を行っていくため、新たな長期経営方針を策定するものです。

位置付け

　この方針は、長期的な企業局の将来を展望し、「経営方針」や、長期的な課題の解決に向けた取組方向を示すものであり、いわて県民計画（2019～2028）における企業局の役割を踏まえ策定したものです。

　また、本方針は、「公営企業の経営に当たっての留意事項について」（平成26年8月29日付け総務省自治財政局公営企業課長等通知）における「経営戦略」として位置付けられるものです。

　なお、本方針の実効性を確保するためのアクションプランとして、取組期間を3段階に分けたて「中期経営計画」を別途策定し、当該計画期間における具体的な経営目標を設定して、優先的・重点的な取組を進めていきます。

• 第1期中期経営計画
• 第2期中期経営計画

取組期間

2020年度（令和2年度）から2029年度（令和11年度）まで