活力ある小集落実現プロジェクトの取組
2019年度
「地域コミュニティ実態調査」
沿岸部から山間部まで地理的に多様なコミュニティを有する岩泉町をモデル地区とし、集落活動の担い手確保・育成や高齢者の生活不便解消に資する取組を検討するため、コミュニティの実態調査を実施しました。
(1)書面調査
集落の共同活動に関する調査、高齢者の生活実態に関する調査を実施
(2)実地調査
大川地区、有芸地区、安家地区、小川地区の4地区から各1集落を選定して実施
2020年度
1 「公共交通のあり方検討会と連携した第4次産業革命技術の活用等に関する調査検討」
西和賀町をモデル地区とし、公共交通機関の減便や路線廃止により、暮らしに必要なサービスの確保が難しいこの地区に対し、利用実態の調査と第4次産業革命技術の活用をした公共交通の提案を実施しました。
(1)路線バスの利用実態調査
モデル地区における公共交通等の地域特性及び課題の整理を実施
(2)先進事例調査
第4次産業革命技術の交通分野における活用に係る調査を実施
(3)あり方検討会
西和賀町が開催する検討会で先進事例講演を実施
2 「地域の担い手不足に対する集落出身者等を活用する仕組みづくりに向けた調査・検討」
岩手町豊岡地区をモデル地区とし、集落出身者と豊岡地区とのつながりや交流・見守りの状況、今後の帰住の可能性等について実態調査を実施しました。併せて、豊岡出身で地区外に在住の子世代等(以下、「他出子」という。)の役割や可能性に関する先行研究の整理を実施しました。
(1)集落ヒアリング調査
高齢者世帯を中心に対面ヒアリングを実施
(2)他出子アンケート調査
他出子に対してアンケート調査を実施
(3)他出子へのインタビュー調査
他出子のうち、対面調査を了承いただいた1名へのインタビューを実施
(4)地域おこし協力隊員へのインタビュー調査
3 「活力ある地域づくりを進める団体との連携・協働の可能性調査・検討」
岩泉町大川地区をモデル地区とし、大川地区振興協議会の御協力の下、薪を活用したコミュニティビジネスの検討ワークショップ及び地域森林資源の活用に取り組む地元事業者の視察調査を実施しました。併せて、本県の地域運営組織の現状と課題に関する分析を実施しました。
(1)コミュニティビジネスのワークショップ
助言者(NPO法人、地域企業)、町役場、地域おこし協力隊、学生らを交えた検討を実施
(2)地域森林資源の活用企業に関する調査
地域企業の工場視察、懇談を実施
2021年度
1 ICTを活用した高齢者の見守り支援
岩泉町をモデル地区とし、スマートスピーカーを活用した高齢者の見守り、服薬支援及び孤立防止の実証実験を実施しました。また、これまでの取組がプラチナ大賞の審査委員特別賞を受賞しました。
(1) スマートスピーカーのモニター調査
モデル地区の高齢者世帯でスマートスピーカーを一定期間利用してもらい、効果や課題の整理を実施
(2) プラチナ大賞の受賞
「北いわてにおけるAI/ICT活用による能動的見守り」の活動が、プラチナ構想ネットワークが主催する第9回プラチナ大賞の審査委員特別賞を受賞
2 集落出身者等による集落活動支援のモデル構築
岩手町豊岡地区をモデル地区とし、集落出身者や誘致企業、外部人材、学生等の関係人口をつなぐための意見交換、共同作業の試行等に取り組みました。
(1) 地区における意見交換
豊岡自治振興会、岩手町、町社会福祉協議会、岩手県、地域おこし協力隊ほか県立大学学生による意見交換を実施
(2) 関係人口のネットワーク形成
岩手町、誘致企業、岩手県及び学生による共同作業の実施(植樹)
(3) 岩手町における域学連携の取組
岩手町SDGs未来都市共創プロジェクトの取組を調査
3 地域運営組織と多様な人材の連携・協働の仕組み検討
岩泉町大川地区をモデル地区とし、薪を活用したコミュニティビジネスの現地ヒアリング、薪割りワークショップ及び意見交換等を実施しました。
(1) 地区における薪活用実態調査とワークショップ
町及び地区の薪利活用の実態調査と地域振興協議会、町担当者、県立大学等の学生によるワークショップを実施
(2) 地域資源と空き施設等の活用事例調査
空き家、空き店舗等の地域資源活用調査を実施
(3) 地区における薪活用実態調査とワークショップ
町及び地区の薪利活用の実態調査と地域振興協議会、町担当者、県立大学等の学生によるワークショップを実施
(4) 地域資源と空き施設等の活用事例調査
空き家、空き店舗等の地域資源活用調査を実施
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