令和4年度岩手県ひとにやさしいまちづくり表彰
ひとにやさしいまちづくりの推進に顕著な功績があった個人又は団体を表彰する「岩手県ひとにやさしいまちづくり表彰」について、令和4年度は、「狩野 徹 さん」(岩手県立大学 副学長/社会福祉学部 教授)を表彰しました。
「狩野 徹 さん」の功績
以下の活動などをはじめとして、岩手県のひとにやさしいまちづくりの推進に貢献しています。
- 平成11年から岩手県立大学社会福祉学部教員として、県施策への助言をはじめとして広くユニバーサルデザインの普及啓発等に取り組んでいる。
- 公共的施設の設計監修や設置委員会等に参画し、ユニバーサルデザインの観点に立ったまちづくりを推進している。
- 平成7年から岩手県ひとにやさしいまちづくり推進協議会委員として、平成20年からは会長として同協議会の運営に尽力している。
表彰式
開催日時
令和5年2月6日(月曜)16時30分から
開催場所
岩手県庁9階 保健福祉部長室
保健福祉部長から表彰状及び記念品を授与しました。
受賞者メッセージ
「狩野 徹 さん」から本表彰の受賞に当たってメッセージを頂戴しましたので、本ページにて御紹介します。
注)令和4年度ひとにやさしいまちづくりセミナー(第1回目、令和5年1月20日(金曜))にて御披露したものです。
メッセージ要旨
岩手県立大学の狩野徹です。
この度は、「岩手県ひとにやさしいまちづくり表彰」をいただくことになりまして、どうもありがとうございました。岩手県立大学が設立したときのメンバーとして、大学に着任しました。その着任が決まってすぐに、まだ教員になっていないときから、アイーナの計画に携わることになりました。
その当時は、まだユニバーサルデザインという言葉があまり理解されていなくて、「(ユニバーサルデザインとは)何なんだ。」ということから始まりました。ただ、岩手県、当事者の方、関係者の方々の協力がありまして、当時、アイーナは、ユニバーサルデザインのいろいろなものを取り込んだ最新の施設といわれていたところでした。その後、県内のいろいろなプロジェクトに参加させていただきまして、今回の受賞となったところです。これは、私が頑張ったというよりは、みなさんと一緒に進めてきたことが評価されたというふうに考えています。
こういう「ひとにやさしい」というのは、みんなでつくっていく必要があるのだろうと思っています。
最近の事例でいきますと、ユニバーサルデザインということをわざわざ項目にあげなくても、利用者の方から、住民の方から、「それ(ユニバーサルデザインに係る設計や取組等)をやんなきゃいけない」というふうになってきているのが現状です。そういう意味で、岩手県に来させていただいて、関わらせていただいたことの進歩が、私自身も感じることは非常にうれしいことです。
私は、令和4年度いっぱいで退職をします。
これまで、いろいろと自分でも頑張ってきたつもりですが、このアイーナであっても今では普通、というふうにみんなが考えるようになっています。ということは、今までつくってきたものは目標ではなくたたき台として、皆さんが一緒になって、いろいろな意見を言い合って、「ひとにやさしい」というのは何なのだろうか、「(ひとにやさしい)まち」とはどういうものなのだろうか、ということを考えていただいて、さらに発展していただくことを期待していきたいと思います。
本当に長い間ありがとうございました。
また、今回の受賞、本当にありがとうございました。
関連情報
このページに関するお問い合わせ
保健福祉部 地域福祉課 生活福祉担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5481 ファクス番号:019-629-5429
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。