梅毒に関する情報

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ページ番号1003196  更新日 令和7年5月23日

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梅毒とは

 梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。原因は梅毒トレポネーマという病原菌で、病名は症状にみられる赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来します。感染すると全身に様々な症状が出ます。
 梅毒は、早期の薬物治療で完治が可能です。しかし、検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。時に無症状になりながら進行するため、治ったことを確認しないで途中で治療をやめてしまわないようにすることが重要です。また完治しても、感染を繰り返すことがあり、再感染の予防が必要です。

主な症状

  • 性器や口の中に小豆から指先くらいのしこりや痛みの少ないただれができる
  • 痛み、かゆみのない発疹が手のひら、足の裏、体中に広がる
  • 上記の症状が消えても感染力が残っているのが特徴である
  • 治療をしないまま放置していると、数年から数十年の間に心臓や血管、脳などの服すの臓器に病変が生じ、時には死にいたることもある

妊娠中の梅毒感染は特に危険です

妊娠中の梅毒感染は特に危険です。妊娠している人が梅毒に感染すると、母親だけでなく胎盤を通じて胎児にも感染し、死産や早産になったり、生まれてくるこどもの神経や骨などに異常をきたることがあります(先天梅毒)。生まれたときに症状がなくても、遅れて症状がでることもあります。

梅毒患者が増加しています

 日本国内及び岩手県内で報告された梅毒報告数は以下のとおりです。

梅毒報告数
 

令和2年

令和3年

令和4年

令和5年

全国

5,867件

7,978件

13,221件

15,055件

岩手県

11 件

19 件

29 件

45件

全国的に増加傾向ですが、本県ににおいても増加傾向がみられます。

なお、県内の各保健所は梅毒に関する検査、および電話や面接による相談を(無料・匿名)で行っています。

不安な方は検査を受けましょう。

梅毒リーフレット

梅毒検査について

 来所相談及び検査は予約が必要な場合があります。あらかじめお電話でお問い合わせください。

  1. 検査予定日に保健所に来所いただき、問診後、採血を行います。
  2. 検査から約1週間から2週間後に検査結果が判明します。
  3. 保健所に来所いただき、保健所長等から検査結果をお知らせし、必要に応じて保健指導を行います。検査結果は本人に直接お知らせします。

電話相談

 電話での相談は、月曜日から金曜日の8時30分から17時15分まで(ただし、祝日を除く。)、各保健所で受け付けています。

 各保健所の連絡先及び検査日程は次のとおりです。

 なお、下記日程が変更となる場合がありますので、事前に各保健所へお問い合わせください。

梅毒検査の日時について

HIV検査と同日に梅毒検査を実施しています。

梅毒検査及び治療可能医療機関について

梅毒の検査及び治療可能な医療機関は下記のとおりです。

既に梅毒のような症状がある方等については、医療機関に相談の上、受診をお願いします。

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このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 医療政策室 感染症担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5417 ファクス番号:019-626-0837
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。