結核集団感染の発生について

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ページ番号1003210  更新日 令和6年8月5日

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県内で結核集団感染について、県民への注意喚起を図るため、注意事項等についてお知らせします。

本県における結核集団感染事例の発生について

結核集団感染の定義

 結核集団感染とは、同一の感染源で、2家族以上にまたがり、感染者が20 人に達した場合(初発患者は除く)をいいます。ただし、発病者1人は6人の感染者に相当するとして計算します。

※例:発病者2名、感染者10名の場合 発病者2名×6+感染者10名=22名(初発患者は除く)

本県での発生状況

 

発生年月

場所

結核発病者数

(人)

結核感染者数

(人)

1

平成17年10月

事業所
(久慈保健所管内)

4

0

2

平成20年1月

事業所
(中部保健所管内)

3

6

3

平成21年2月

老人福祉施設
(一関保健所管内)

9

9

4

平成22年9月

医療機関・障害者施設
(盛岡市保健所管内)

3

33

5

平成23年8月

老人福祉施設
(宮古保健所管内)

2

34

6

平成27年7月

病院
(県央保健所管内)

7

32

7

平成27年8月

病院等
(中部保健所管内)

3

6

8

平成29年6月

社会福祉施設
(中部保健所管内)

1

20

9 令和4年6月

学校
(盛岡市保健所管内)

 

1

16

発生年月は、初発患者の診断日で分類。

県民の皆様への注意喚起

 日本では、今でも1日平均28人が結核と診断されています。結核は、我が国最大の感染症の一つです。岩手県内でも毎年60名前後の結核患者が発生しています。
 結核の感染・発病を防ぐため、次のことに注意してください。

  • 結核の初期症状は、かぜとよく似ています。2週間以上、咳や痰・発熱などの症状が長引く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 新たに結核と診断される方のうち、60歳以上の方が70%以上を占めています。若い世代でも新たに感染する可能性がありますので、市町村で行っている住民健診や職場等の健康診断を受診しましょう。
  • 抵抗力の弱い乳幼児は、結核に感染すると重症になりやすいため、生後1歳までに1回のBCG接種を受けましょう。

このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 医療政策室 感染症担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5417 ファクス番号:019-626-0837
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。