牛用飼料の暫定許容値の見直し
暫定許容値の見直し等の概要
新暫定許容値の設定
国において、食品中の放射性物質に係る新基準値(案)の公表に伴い、牛用飼料の暫定許容値を見直し(2月3日施行)。
- これまでの暫定許容値(放射性セシウム)
乳用牛・肥育牛 1キログラムあたり300Bq/kg
乳用牛・肥育牛以外の牛 1キログラムあたり3,000Bq/kg - 新しい暫定許容値(放射性セシウム)
全ての牛 100Bq/kg
暫定許容値の見直しに伴う対応
- 新暫定許容値を下回る飼料への切り替え
乳用牛:3月15日までに切り替え
乳用牛以外:3月31日までに切り替え - 食品の新基準値を超過する恐れのある場合は牛の出荷延期の徹底
- 利用できない飼料は誤用を防止するため区分管理
- 区分管理する8,000Bq/kg以下の飼料の処分(一般廃棄物として焼却、埋却等)
- 牧草地の除染対策の推進
- 平成24年産牧草及び夏作飼料作物の安全性を確保するための調査の実施
本県の対応
平成23年産牧草の新たな利用自粛の要請
これまで利用自粛を要請
4市町
一関市(全域)、平泉町(全域)、遠野市(北西部、北東部、南部)、陸前高田市(南部)
新たに利用自粛を要請:9市町村
盛岡市(玉山区)、滝沢村(東部)、奥州市、金ケ崎町、大船渡市、釜石市、住田町、大槌町(南部)、一戸町
(注)暫定許容値の見直しにより利用自粛を拡大した地域は、一関市(全域)、平泉町(全域)、遠野市(北東部、南部)
代替飼料の確保
- 国や飼料会社に対し、国内外からの確実な粗飼料の確保を要請
- 各農協等に対し、乾草やサイレージなどの供給に関する情報の提供や斡旋
利用できなくなった牧草の処分
適切な区分管理や処分が確実に行われるよう県単事業により支援
牧草地の除染
除染対象面積
概数で10,000ヘクタール程度の見込み
除染方法
牧草地の上層部と下層部を入替る「反転耕」や放射性物質の土壌への吸着により牧草への吸収を抑制する「撹拌耕」により実施
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このページに関するお問い合わせ
農林水産部 畜産課 畜政担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5727 ファクス番号:019-623-0201
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