海外自治体職員研修員:曲 彦芳さん(中国出身)
- きょく げんほうさん
- 岩手県商工労働観光部産業経済交流課(2019年5月~2020年5月)
- 中国遼寧省大連市在住
あなた自身について教えて下さい。
・現在どのような活動(仕事・勉強・取組)をされていますか。
大連市城市管理局で財務の仕事をしています。
あなたの国のお正月について教(おし)えてください。
・どのようにお正月を過ごされますか。
両親と家で大晦日を過ごして、お正月の1日から祖父と叔母の家を訪れて、年賀のあいさつをしていました。親族と団欒できて、山登りとスキーもして、楽しくお正月を過ごしていました。
・お正月の行事や特別な料理はありますか。
うちでは大晦日の夕方頃に、亡くなった祖父母(父親の両親)の写真を出して、食べ物を供えて、お正月の二日夕方までに祖父母を家に迎えて、一緒にお正月を過ごすというような行事を行います。他には、爆竹や花火を打ち上げたり、お年玉をあげたりするなどの行事も一般的です。
お正月の定番料理は必ず魚料理です。何故かというと、魚の発音は余の発音と一緒で、新しい一年にきっとお金に余裕があるという意味で、縁起の良い料理といわれているからです。中国の北の方で必ず食べるもう一つの料理は水餃子です。
岩手に関することについて教えて下さい。
・岩手での冬やお正月で何か思い出はありますか。冬やお正月で印象に残っている場所、食べ物などはありますか。
産業経済交流課の忘年会の会場で、お節料理に必ず使用する食材が展示されて(例えば、お米、昆布、大根など)、課長が一つずつ説明してくれたことが印象深いです。中日両国ともよい一年になるために縁起の良い食べ物に工夫しているけど、やっぱり食文化や文化の面まで、大きな違いが存在するのだと分かります。もちろん、桜山神社で初詣も行いました。これらは貴重な体験だと思っています。
岩手県の皆さんにメッセージをお願いします。
北京冬季オリンピックで岩手県出身の選手は金メダルを獲得したと聞いて喜んでいます。コロナ禍ですが、岩手県の皆さんはくれぐれもお体を大事に、元気に過ごしてください。またお会いできる日を楽しみにしています。
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