ダム建設の背景 治水対策

Xでポスト
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページ番号1039327  更新日 平成28年3月8日

印刷大きな文字で印刷

一級河川簗川は、盛岡市の市街地東部を貫流する河川ですが、昭和57年以前の河川は幅が狭く蛇行を繰り返していたため、沿川は洪水による被害を受けていました。

特に昭和22年のカスリン台風や昭和23年のアイオン台風による被害は甚大なものがありました。近年においては平成2年の台風19号や平成14年の台風6号により河岸の欠壊や冠水被害を受けています。

一方、簗川の沿川は都市化が進んだことによって、洪水氾濫危険区域内に人口や資産が集積してきているため、その治水対策は重要な課題となっていました。

このため、簗川の下流部については、昭和57年度から河川改修を行うとともに、上流部にダムを建設することによって洪水調節を行い、洪水被害から住民の生命・財産を守ることとしたものです。その計画規模は洪水氾濫危険区域内の資産や人口、流域面積の広さ等、北上川本川をはじめとする周辺河川の計画規模を総合的に勘案し、100年に1度生起すると想定される降雨量に対応できるものとしています。

なお、ダム建設と河川改修を組み合わせる手法の他に、(1)河川改修単独案、(2)放水路トンネル+河川改修案、(3)宅地嵩上げ+河川改修案等のさまざまな案を土地利用面・経費面・技術面について比較した結果、現在進めている手法が最良であると判断しています。

   簗川流域の人口や資産の経年変化写真(赤枠は洪水氾濫危険区域)

簗川の洪水氾濫危険区域図(下流部)の航空写真

このページに関するお問い合わせ

盛岡広域振興局土木部 河川砂防課 河川チーム
〒020-0023 岩手県盛岡市内丸11-1
電話番号:019-629-6649 ファクス番号:019-652-6924
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。