天然アユと放流アユ
岩手県のアユは、5月から6月に放流される人工種苗と、海からそ上してくる海産種苗(天然)のアユがあります。
味については天然魚のほうがアユ本来の香りが強いという特徴があります。
また、放流の効果などアユの増殖を研究するうえでも、人工と天然を判別する必要があります。
(図1) 天然と人工のアユを見分けるために、側線上方横列鱗数の数を数えます。
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(図2、図3) 時々、ルーペでも数えられるのが有りますが、実体顕微鏡が必要です。


(今回は薄めた墨汁)
(グラフ図3、図4) 人工種苗の側線上方横列鱗数は14から16、海産種苗の側線横列鱗数は18から23で、識別が可能です。
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左が海産種苗(天然)アユ。
右が人工種苗(放流)アユ。
同じくらいの大きさでも、海産はスマートで、
背中の色も明るかった。
(特別採捕により投網で採集。)
下が海産種苗(天然)アユ。
上が人工種苗(放流)アユ。
人工種苗は放流1週間後でも、
お腹の中に脂肪が残っていました。
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