岩手県食肉衛生検査所
業務概要
1 と畜検査(疾病・異常肉の排除)
食用に供する目的でと殺・解体される獣畜(牛、馬、豚、めん羊、山羊)について、と畜検査員(獣医師)が、1頭ごとに疾病・異常の有無の検査を行っています。また、24か月齢以上の牛のうち、生体検査において運動障害等の神経症状又は全身症状を呈し、と畜検査員が疾病鑑別の観点から必要と判断した牛についてはBSEスクリーニング検査を実施しています。
2 衛生管理指導
腸管出血性大腸菌O157やカンピロバクターなどの食中毒菌等による食肉の微生物汚染を防止するため、と畜場及び食鳥処理場に定期的に立入り、食肉の衛生的な取扱いや法令に基づく衛生管理基準の遵守状況について監視指導を行っています。なお、指導に当たっては、細菌検査等のデータを参考にするなど、科学的根拠に基づく指導に努めています。
また、株式会社いわちく食肉処理場では、国から輸出食肉取扱施設の認定を受け、アメリカをはじめ、香港、シンガポール等へ食肉を輸出していますが、食肉衛生検査所では、輸出の条件であるHACCPに基づく衛生管理の遵守状況について、毎日、作業前・作業中点検等による検証を行い、その結果に基づき必要な指導助言等を行うとともに、毎月1回実施される国による査察に対応しています。
3 残留有害物質検査
動物用医薬や農薬等が残留した食肉・食鳥肉を排除するため、食肉中の残留有害物質の検査を行っています。なお、陽性事例については、動物用医薬品等の適正使用について、家畜保健衛生所へ調査指導を依頼し、これら物質の食肉への残留防止に努めています。
お問い合わせ先
- 所在地
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〒028-3311
岩手県紫波郡紫波町犬渕字南谷地57-20
電話:019-672-4760
ファクス:019-672-4717
- 業務内容
- と畜検査及び衛生管理指導並びに残留有害物質検査
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ファクス:019-672-4717
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