第50期岩手県労働委員会会長あいさつ

ごあいさつ　～ようこそ 岩手県労働委員会へ～

　岩手県労働委員会会長の太田秀栄です。

　この度、令和6年10月の第50期委員改選により、新たに会長に就任いたしました。

　地域経済を発展させ、人口減少対策を進めていくうえでは、時代とともに働き方が多様化する中で、複雑化する労働問題を円滑に解決し、若者、女性、高齢者、障がい者、外国籍の方等、誰もが安心して岩手で働くことができる雇用労働環境の整備が極めて重要です。

　当労働委員会は、中立、公正な立場で、労使間の紛争の解決を図るために設けられた行政機関であり、創設79年目を迎えます。

　労使間にトラブルが起きた場合、当事者が話合いにより自主的に解決するのが一番望ましいのですが、いつでも問題が円満に解決できるとは限りません。

　また、使用者が、法律で禁止されている不当労働行為を行ったときは、労働者の救済が必要になります。

　労働委員会は、このような場合に、公平な第三者としてトラブルや紛争解決のための援助をするなど、労使関係の円滑化を図る「潤滑油」としての役割を担っています。

　当労働委員会は、公益委員（弁護士、大学教授、社会保険労務士等）、労働者委員（労働団体役員等）、使用者委員（会社経営者等）の三者からなる計15名の委員で構成されており、公労使三者構成の強みを活かし、労使紛争解決に対応しています。

　また、トラブルを未然に防止し、より良い職場環境づくりに向けて、ワークルール周知等を行う「出前講座」や「労働相談」等を行っております。

　労働相談は、岩手県内に事業所のある使用者と労働者の方であれば、どなたからでも無料でお受けしており、秘密は厳守します。

　お困りのことがある場合や疑問がある場合は、お気軽に

「労働相談なんでもダイヤル　0120-610-797（ろうどうで なくな）」

まで御相談をお寄せください。

　良好な労使関係の構築、より良い職場環境づくりに向け、労働委員会を積極的にご利用くださいますようお願いいたします。

　　令和6年10月

岩手県労働委員会会長　　太 田 秀 栄