汚水処理人口普及率と水洗化人口割合の状況

農林水産省・国土交通省・環境省は令和5年度末の全国の汚水処理人口普及状況を令和6年8月22日に公表しましたのでお知らせします。

• 令和5年度末の汚水処理人口普及状況について（国土交通省）（外部リンク）

汚水処理人口普及率の状況

岩手県における、汚水処理人口の普及状況（令和5年度末現在）について説明します。

本県の汚水処理人口普及率は、1999年度末（平成11年度末）では46.6％でしたが、2023年度末（令和5年度末）には85.4％まで向上しました。

令和5年度末の全国平均は93.3％であり、本県より7.9ポイント高くなっていますが、本県と全国との差は着実に縮まってきています。

汚水処理人口普及率の定義

汚水処理人口普及率＝（下水道や集落排水にいつでも接続できるように整備された区域内の人口及びコミュニティプラント・浄化槽が整備された世帯の人口）÷住民基本台帳人口
 

2023年度末（令和5年度末）汚水処理人口普及率

岩手県

岩手県汚水処理人口普及率

岩手県合計 （全国順位）	下水道	農業集落排水	漁業集落排水	浄化槽	コミュニティ プラント
85.4% （37位）	63.6%	6.7%	0.9%	14.0%	0.1%

（注）四捨五入を行っているため、合計と一致しない場合があります。

• 資料-1　令和5年度末汚水処理人口普及状況（市町村別） （PDF 57.0KB）
• 資料-2　いわて汚水処理ビジョン2017実施計画と実績（普及率） （PDF 105.6KB）
• 令和5年度末　汚水処理人口普及率（棒グラフ） （PDF 165.7KB）
• 1999年から2023年　汚水処理普及人口 （PDF 169.0KB）
• 1999年から2023年　汚水処理人口普及率 （PDF 158.7KB）

今後の取り組みについて

下水道事業については、国に対し、予算確保について粘り強く要望していきます。
浄化槽事業については、市町村と連携して、普及啓発に努めていきます。

水洗化人口割合（水洗便所設置＋家庭雑排水のみ接続）の状況

岩手県における、水洗化人口の状況（令和5年度末現在）について説明します。

本県の水洗化人口割合（雑排水のみの接続人口を含む）は、1999年度末（平成11年度末）では39.4%でしたが、2023年度末（令和5年度末）には79.7%になっています。

令和5年度末の本県の汚水処理人口普及率は85.4％となっていますので、県民の約5.7%が水洗化の環境は整っていますが、接続していないことになります。

水洗化人口割合の定義

水洗化人口割合＝（下水道・集落排水・コミュニティプラント・浄化槽（家庭雑排水も処理するものに限る）で汚水を処理している世帯の人口÷住民基本台帳人口

水洗化とは、一般に水洗トイレの汚水と家庭雑排水を処理できるようにすることをいいます。一方、下水道や集落排水に接続している世帯の中には、費用負担が大きいなどの理由により、水洗トイレを設置しないで家庭雑排水のみを接続している事例があります。

県では、家庭雑排水のみを接続している場合についても、生活排水による公共用水域の水質汚濁を防止しているという観点から、家庭雑排水のみの接続も含めて水洗化人口としています。

2023年度末（令和5年度末）水洗化人口割合

岩手県水洗化人口割合

	岩手県合計	下水道	農業集落排水	漁業集落排水	浄化槽	コミュニティ プラント
水洗化人口 割合	79.7％	57.4％	6.0％	0.7％	15.5％	0.1％
水洗化人口	926,639人	667,952人	69,453人	8,222人	179,766人	1,246人
対象市町村数	33	31	20	10	33	3

（注）四捨五入を行っているため、各汚水処理施設の内訳の計は合計と一致しない場合があります。

未処理家庭雑排水量

2023年度末（令和5年度末）未処理家庭雑排水量

処理しないまま川などへ流れている家庭雑排水は、2023年度末で一日あたり約35,000立方メートルとなっています。

これは、小学校の25メートルプールの約97杯分に相当する量です。（小学校のプールの容積を360立方メートルとした場合）

 

• 令和5年度末　水洗化人口割合 （PDF 50.5KB）
• 令和5年度末　水洗化人口割合グラフ （PDF 58.8KB）
• 1999年から2023年　水洗化人口（雑排水のみ接続含む） （PDF 171.4KB）
• 1999年から2023年　水洗化人口割合（雑排水のみ接続含む） （PDF 163.3KB）