ノロウイルス感染予防対策
ノロウイルス等による感染性胃腸炎の患者発生は、例年12月中旬頃にピークとなる傾向があります。また、感染性胃腸炎のうち、特に集団発生例の多くはノロウイルスによるものであると推測されておりノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒の発生に注意しましょう。
ノロウイルスは手指や食品などを介して人に感染し、おう吐や下痢、腹痛等を起します。
次の予防対策を参考として、ノロウイルスによる感染性胃腸炎や食中毒の予防を徹底しましょう。
「手洗い」をしっかりと!
特に調理前後、食事の前、トイレの後は、石けんを十分に泡立てて流水できっちり洗浄しましょう。すすぎは温水による流水で十分に行い、清潔なタオルで拭きましょう。
(注)アルコール消毒は、風邪やインフルエンザ等の予防には効果的ですが、ノロウイルスにはあまり効果がないといわれていますので、ご注意ください。
「人からの感染」を防ぐ!
便や吐ぶつの処理は適切に
家庭内や集団で生活している施設でノロウイルスが発生した場合、感染した人の便や吐ぶつからの二次感染や、飛沫感染を予防する必要があります。ノロウイルスが流行する冬期は、乳幼児や高齢者の下痢便や吐ぶつに大量のノロウイルスが含まれていることがありますので、おむつ等の取扱いには十分注意しましょう。
身のまわりの物の清潔と消毒に努めましょう
ノロウイルスは感染力が強く、ドアノブ等の人が直接手で触れる場所からもウイルスが検出されることがあります。ノロウイルス感染症が発生し消毒が必要な場合には次亜塩素酸ナトリウム等で拭き取り、その後水拭きをしましょう。家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤でも代用できます。(使用に当たっては「使用上の注意」をよく確認しましょう。)消毒方法等の詳細については厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」をご確認ください。
(注)次亜塩素酸ナトリウムは塩素ガスが発生することがあるので、使用時には十分に換気を行なうなど十分に注意してください。
「食品からの感染」を防ぐ!
加熱して食べる食品は中心部までしっかり加熱を
ノロウイルスは熱に弱く、加熱処理はウイルスの活性を失わせる有効な手段です。加熱は85~90℃で90秒間以上が目安です。食材の中心部までしっかりと加熱しましょう。
調理器具や調理台は「消毒」して、いつも清潔に
まな板、包丁、食器、布巾、タオル等は使用後すぐに洗いましょう。熱湯(85℃以上)で1分間以上の加熱消毒が有効です。
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