野鳥のヒナを拾わないで!!
どうしてヒナが地面にいることがあるのですか?
野鳥のヒナの多くは、卵からかえって羽根が生えそろうとすぐに巣立つので、最初はうまく飛べないものもいます。
ケガをしていなければ、親鳥がエサを与えたり誘導をするうちに、少しずつ飛べるようになると考えられます。
ヒナを見つけた時は、どうしたら良いのでしょうか?
巣立ち直後のヒナはあまり動きません。
また、親鳥はヒナの近くに人が居ると、警戒して近寄れません。
ヒナに手を出して親子を引き離すと、人間にたとえれば「誘拐」になってしまいますので、その場から立ち去るようにしてください。
ネコやカラスに食べられないでしょうか?
ペットとは違い、自然界の枠組みの中では致しかたない部分もあります。
また、成長しても同様のことは起こりえます。
もし心配であれば、ヒナを近くの茂みや木立など、人目につきにくい場所に移動させてください。
親鳥はヒナの鳴き声で気付くことができるでしょう。
人がヒナを育てることはできないのですか?
たくさんのエサを与え続けるなどすれば、育てられる場合もあります。
ただ、巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1日から1カ月程度)に、「何が食べ物で、何が危険か」など、自然界を生き抜く方法を学習してから独り立ちします。
その学習をしていない、人に育てられたヒナは、自然界で生きていけるとは限りません。
なお、法律により、野生の鳥や獣類は、許可を受けずに捕まえたり、飼ったりすることはできません。
ヒナに触れる場合は
土ぼこりなどの汚れはもちろん、病気にかかっていたり、寄生虫や雑菌が付いていることが考えられます。
手袋を使用するなど、直接触らないようにしてください。
また、触った後も、うがいや手洗い、使った道具の洗浄や消毒をするなど注意してください。
希少な鳥類のヒナが落ちている可能性もあります。
その場合は、下記担当にご連絡いただき、指示を受けるようにしてください。
「有害捕獲の対象とされている種」や「外来種」など、鳥の種類によっては対応しかねる場合もありますので、あらかじめご了承ください。
(詳細は下記のリンクをご覧ください)
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