東北における推進団体
東北では、地域の産学官によるILC推進組織が次のとおり活発な活動を展開しており、ILC実現に向けた推進体制が構築されています。
東北ILC推進協議会
平成21年度、東北地方の産学官31団体による「東北加速器基礎科学研究会」を設立。基礎科学の振興やILCへの理解を深め、誘致受入れを目指した活動を展開。平成24年7月、「東北ILC推進協議会」に改組し、以下の活動を実施。
会員数は227団体(令和元年5月1日現在)。
- ILCを国家プロジェクトとして位置付けることや、東北への誘致実現に関する政府等への要望活動の実施。
- 基礎科学振興やILCなどについての講演会、セミナーなどの開催。
- ILC誘致に向けての地域課題の検討。
岩手県国際リニアコライダー推進協議会
平成24年4月、岩手県商工会議所連合会、一般社団法人岩手経済同友会、岩手県商工会連合会、岩手県中小企業団体中央会、一般社団法人岩手県経営者協会が母体となって設立。
行政・企業・団体・個人等幅広い会員で構成され、平成31年3月31日現在で、543の法人・団体、76の個人が加入している。
ILCの受入れ体制整備に向けた調査研究や周知啓発活動、要望・提言活動等を展開。「ILC県民集会」をはじめとする講演会等の開催のほか、岩手県・東北ILC推進協議会・関係自治体等と連携し、リーフレット等資料の作成や、県内開催の国際会議等への協力など、県内を中心に幅広い活動を展開している。
東北大学ILC推進会議
平成24年7月、担当理事や関係部局長から成る全学横断の組織として設置し、会議内に地質調査、講演等、東北グランドデザインの3つの専門委員会を置く。ILCに関連した研究活動の連携と推進、地域と連携したILCによる東北地域の産業振興・復興への研究活動の推進、講演会や広報活動、各種イベントの開催、ウェブサイトの製作、ILC候補地の立地調査を所掌。
岩手大学ILC推進会議
平成25年1月、学長・理事・副学長・4学部長ら14人を構成員として設置。大学や地場企業にできる技術協力の在り方や、インターナショナルスクールなどの教育面の検討を行うこととしている。
平成26年度からは、ILCを含む加速器科学全般に活動範囲を拡げ、加速器科学に関する知識の共有、新産業の創成、医療分野への応用など、今後の可能性・展開に関するセミナー(加速器科学連続セミナー)を定期的に開催している。
奥州市ILC推進連絡協議会
平成24年7月に「奥州市国際リニアコライダー推進連絡協議会」として設立。平成26年5月に「奥州市ILC 推進連絡協議会」に名称変更。ILCに関する情報の共有を行いながら、誘致について地元の盛り上がりを醸成し、市内外にILCをアピールすることを目的とする。会長は奥州市長。令和元年7月時点で、会員64団体。
県南広域振興圏国際リニアコライダー関係市町等情報交換会
平成24年2月、研究者等の生活環境整備などの調査や情報共有を目的に設置。主に圏域内市町等の情報共有に重点を置いた活動を展開。
構成団体
花巻市、遠野市、北上市、西和賀町、金ケ崎町、奥州市、一関市、平泉町、岩手県県南広域振興局
いわてILC加速器科学推進会議
平成24年1月、県内法人・個人を会員として、ILCの実現と国際科学研究所立地を視野に入れた地域づくりや理科教育など科学的風土醸成を目的として設立。NPO法人イーハトーヴ宇宙実践センター(奥州市)に事務局を置き、効果的な教育教材の作成など、草の根の活動を展開。平成30年12月31日時点で、会員数:127企業・9団体・82人。
大船渡市ILC推進協議会
令和元年5月に設立。大船渡市内の関係機関、団体等で構成され、ILC誘致・実現に向けた要望活動やILC計画の普及・啓発、ILCと共生するまちづくりビジョンの具現化に向けた取組などを行う。会長は大船渡市長。令和元年5月9日時点で、会員数:31機関・団体。
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