令和6年度の取組(岩手県医療的ケア児支援センター)
相談支援等業務(委託先:社会福祉法人新生会)
開催結果報告(令和6年度)
ICCC事業(Iwate Care Coordinator Collective)
1 目的
令和元年度に始まった医療的ケア児等コーディネーター養成研修修了者は令和5年度で約200名いるが、実務に携わっている者が少なく、業務をするうえでもコーディネーター同士の横の連携が取れていない実情がある。そのため、修了者を対象としたネットワーク(ICCC)を構築し、(1)情報提供と(2)知識や技術の向上の2点に取り組むことを目的とする。
2 内容
(1)情報提供
(医療的ケア児等コーディネーター向けのメール配信サービス)
(2)医療的ケア児等コーディネーター養成研修修了者向け勉強会
3 第4回ICCC勉強会
(1)題名「地域でチームをつくる」
(2)概要
令和5年度に開催した地域の中におけるつながり方に関する勉強会を具現化するため、個別または事業所別の困りごとや地域課題を抽出すること、講義を通じて岩手県が目指す地域づくりや支援センターの方向性を伝達・共有すること、ワーク「地域の社会資源マップづくり」を通じて地域での実働に活かすことの3つの枠組みで実施する。
(3)内容
【午前】行政説明「医療的ケアアドバイスチーム事業について」
主催事業説明「相談窓口における事業紹介」
ワーク「地域の困りごとの抽出およびフレームワーク」
【午後】ワーク「地域における資源マップの作成」
(4)日程
令和6年5月17日(金曜)宮古市地方創生センター
令和6年5月21日(火曜)盛岡市ふれあいランド岩手
令和6年7月23日(火曜)釜石市民ホールTETTO
令和6年8月6日(火曜)北上市総合福祉センター
(5)参加者
宮古会場13名(会場6名、オンライン7名)
盛岡会場27名(会場12名、オンライン15名)
釜石会場9名(会場3名、オンライン4名)
北上会場13名(会場9名、オンライン4名) 参加総数62名
【岩手県医療的ケア児等コーディネーターネットワーク】
岩手県医療的ケア児等コーディネーター修了者の皆様の情報共有や知識・技術の向上を目的として、岩手県医療的ケア児等コーディネーターネットワーク(ICCC :Iwate Care Coordinator Collective)を立ち上げました。
医療的ケア児等コーディネーターの皆さまの連携体制を構築していくため、積極的なご登録をお願いいたします。
お申込みにつきましては、下記のフォームにお進みください。
医療的ケア児のための就学・進学説明会(県教育委員会共催)
1 目的
医療的ケア児の保護者に就学・進学に関する正しい情報を伝え、早期支援につなげるとともに、就学・進学する医療的ケア児を自治体ごとに事前に把握し、スムーズな支援につなげる体制構築を促し、加えて、教育・福祉の相互理解を促し、地域で保護者へ必要な情報提供ができるよう体制構築を目指すもの。
2 開催日・開催地・参加者
令和6年6月5日(水曜)
元気の泉(久慈市) 21名
令和6年6月11日(火曜)
ふれあいランド岩手ふれあいホール(盛岡市) 36名
令和6年6月14日(金曜)
大船渡市防災観光交流センター多目的室1・2 7名
令和6年7月9日(水曜)
北上市保健・子育て支援複合施設hoKkoふれあいホール 16名
令和6年7月12日(金曜)
宮古市イーストピアみやこ会議室1・2 13名
令和6年7月19日(水曜)
一関市文化センター小ホール 18名 参加総数111名
医療的ケア児・者の「遊びと語りの場」I care パーク(県子ども子育て支援室協力)
1 目的
子ども保護者も楽しむ場の提供を通し、子育てのたのしさを知る機会の提供を行うとともに、保護者同士のつながりを作り、加えて、各自治体の保育・子育てに関わる方々が医療的ケア児とその保護者を知る場を提供し、地域で子育て支援や保育園就園の取組につなげてもらうきっかけとするもの。
2 内容
お祭りをテーマにした遊びの提供を地域の子育て支援の中で取り組めるもの中心に行う
3 開催日・場所・参加者
令和6年9月24日(火曜)
保健センター(一関市)4名
令和6年10月9日(水曜)
生涯学園都市会館1階こどもセンター(花巻市)4名
令和6年10月22日(火曜)
バスセンター子育て支援センター遊びの広場(盛岡市)2名
令和6年11月5日(火曜)
鵜住居保育園子育て支援センター(釜石市)8名 参加総数18名
医療的ケア出張講座
1 目的
(1)実際にモデル人形を用いて医療的ケアを体験することで医療的ケアへの理解を深めてもらう。また、地域で医療的ケア児を受け入れる準備として実技研修を行うことで支援者も安心して受け入れを進めることができる。
(2)実際に医療機器を装着しながら移動をしてみることで、支援者が具体的にどのような視点で支援を行ったらよいのか知ることができる。また、災害時に避難する際、どのくらい時間がかかるのか等行動指針を決める参考としていただく。
2 対象
岩手県内の学校・保育園・通所事業所・行政等団体を主な対象者とし、それ以外にも医療的ケアを学びたい方についても対応する。
3 開催方法
申込者の用意した会場へ医療的ケアモデル人形や医療機器を持参し実技の体験をしていただく。
4 内容
A 基礎講習(90分)
・医療的ケアの説明、医療的ケアの体験、質疑応答
実施可能なケア(経鼻経管栄養・胃瘻からの経管栄養・気管カニューレ管理・吸引・導尿)
B 移動体験講習(180分)
・A基礎講習の内容+医療機器を実際に利用しながらの移動体験
5 実施状況
全受講者数160名(A基礎講習11件、B移動体験講習3件)
4月13日(土曜)岩手医科大学アウトドア同好会りんごネード出張講座(移動体験講習)
4月14日(日曜)岩手医科大学アウトドア同好会りんごネード出張講座(移動体験講習)
6月21日(金曜)岩手県立気仙光陵支援学校(基礎講習と事前質問に対する解説)
7月3日(水曜)滝沢市 こどものデイサービスなないろ(基礎講習と坐薬挿入体験講習)
7月11日(木曜)花巻市 株式会社ひとしずく 訪問看護ステーションはちどり
(基礎講習、移動体験講習、発電機体験講習(北良株式会社防災事業部による))
7月16日(火曜)盛岡市子ども未来部子育てあんしん課(盛岡市立保育所職員に対する基礎講習)
10月3日(木曜)岩手町保育所職員研修(基礎講習)
10月8日(火曜)岩手県立前沢明峰支援学校(基礎講習と胃管抜去に関する手技確認)
11月13日(水曜)宮古市自立支援協議会(基礎講習)
12月9日(水曜)一関市 特定非営利活動法人奏楽のたね
(基礎講習と坐薬挿入体験講習、エピペン取扱いに関する講習)
12月11日(水曜)奥州市立いずみ保育園(基礎講習)
市民公開講座 「ぼく・わたしのすきなこと」
1 目的
一般の方にも広く医療的ケア児を含む地域づくりについて知ってもらうことを目的に、医療的ケアの必要なお子様とご家族のお話を聞き、医療的ケアの必要な「この子」を見つめる。一人の子どもとして地域で暮らす子ども達を地域、岩手でどう支えていけばいいのか。子どもの気持ちや思い、将来の夢、得意なこと、たくさんの可能性に目を向ける
2 日程
令和6年9月14日(土曜) 市民公開講座A・B アイーナ
いわて県民情報交流センター 会議室804
令和6年9月14日(土曜)~16日 パネル展C アイーナ
いわて県民情報交流センター 県民プラザ
3 内容
A 午前の部 支える仕組み
支える仕組み(1)
「この子」と家族たちが教えてくれたこと
~個別支援から地域へ~
公益社団法人 地域医療振興協会シティ・タワー診療所
家族支援専門看護師 市川 百香里 氏
支える仕組み(2)
「医ケアでシンカした八戸」
NPO法人夢 主任相談支援専門員 清水 博己 氏
B 午後の部 知ってほしい「ぼく・わたしのすきなこと」
「ぼくの好きなこと」 岩手県内にお住いの地域の小学校に通うお子様と保護者様
「ともに支える・ともに暮らす」 社会福祉法人岩手ひだまり会 ひだまり水沢☆きらり 管理者 伊藤 恵美 氏
C 啓発企画展 「ぼく・わたしのすきなこと」 パネル展
掲載団体
アイライン岩手の会(医療的ケア児・者親の会)
岩手県重症心身障害児(者)を守る会
岩手県立療育センター 児童発達支援センター「つくしんぼ」
岩手県立療育センター 児童発達支援事業所・生活介護「かがやき」
児童発達支援事業所「なないろぷち」/放課後等デイサービス「なないろ」
一般社団法人 障がい者の福祉を広げる会
特定日営利活動法人 奏楽のたね 放課後デイサービス「そらのわ」
社会福祉法人岩手ひだまり会 多機能型事業所「ひだまり水沢☆きらり」
訪問看護ステーション「はなえみ」
みちのく療育園メディカルセンター
みちのく療育園メディカルセンター 児童発達支援事業所・生活介護「ぽかぽか」
パネル展
「支える仕組み」展掲載団体
岩手県
岩手医科大学
岩手県歯科医師会
岩手県障がい者芸術活動支援センターかだあると
岩手県小児慢性特定疾病児童等自立支援センター
岩手県立大学 大学防災復興支援センター
市町村の取組み (1)盛岡市
市町村の取組み (2)一関市・奥州市・花巻市
岩手県立児童館 いわて子どもの森
紫波地域障がい者基幹相談支援センター
スヌーズレンとおもちゃの広場
北良株式会社
岩手県医療的ケア児支援センター
「医療的ケアってなあに」
「岩手県医療的ケア児支援センターの取組(相談支援・人材育成)
4 実施状況
・市民公開講座 参加者88名(参加申し込み者77名、当日参加11名)
(家族18名、支援者26名、一般16名、講師等17名、その他11名)
・パネル展参加団体 24団体(事業所単位)
・9月14日~16日 総来場者数約200名
医療的ケアに係る研修・人材育成(委託先:社会福祉法人岩手県社会福祉事業団)
開催結果報告(令和6年度)
医療的ケア児等コーディネーター等養成研修会
1 目的
医療的ケア児等に対する支援が適切に行えるコーディネーター等を養成するとともに、医療的ケア児等の支援に関わる保健、医療、福祉、教育等の関係機関等の連携体制を構築することにより、医療的ケア児等の地域生活支援の向上を図ることを目的とする。
2 対象者
(1)支援者養成研修
障害児通所支援事業所、保育所、認定こども園、幼稚園、放課後等児童クラブ、学校、行政機関等において、現に医療的ケア児等への支援に従事している者及び今後支援に従事する予定の者。
(2)コーディネーター養成研修
相談支援専門員、保健師、訪問看護師等で、コーディネーターとして役割を担うことを予定している者。
実施日 |
内容 |
研修種別 |
開催方法 |
---|---|---|---|
令和6年10月18日(金曜) |
共通講義 |
支援者・コーディネーター |
オンライン研修 |
令和6年10月19日(土曜) |
|||
令和6年12月5日(木曜) |
演習 |
コーディネーター |
集合研修 |
令和6年12月6日(金曜) |
3 修了者
支援者養成研修19名、コーディネーター養成研修38名
関連事業
開催結果報告(令和6年度)
「医療的ケア児支援者育成業務」研修(委託先:公益社団法人岩手県看護協会)
1 目的
県内の訪問看護事業所等において、医療的ケアを提供する看護師を対象に、成人と異なる小児の障がい特性等への対応に重点を置いた実技研修を実施するとともに、当該研修を受講した支援者が在籍する事業所の情報を周知することにより地域における支援体制の充実を図ることを目的とする。
2 対象
(1)事業所等において現に医療的ケア児にケアを提供している看護職
(2)今後医療的ケア児への支援に従事することを予定あるいは検討している看護職
開催日 |
開催場所 |
---|---|
令和6年5月18日(土曜) |
看護研修センター |
令和6年6月15日(土曜) |
岩手教育会館 |
令和6年7月13日(土曜) |
看護研修センター |
令和6年8月24日(土曜) |
看護研修センター |
3 修了者
74名
このページに関するお問い合わせ
保健福祉部 障がい保健福祉課 療育担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5446 ファクス番号:019-629-5454
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