岩手県内における水質事故等の状況（令和5年度）

　令和5年度に県等に通報のあった県内（盛岡市を除く）の公共用水域における水質事故等の件数は、前年度から8件減少し44件でした。水質事故等の発生原因は、管理不備や操作ミスによるものが依然として大きな割合を占めています。

　事故等の種類のうち、「油類流出」が35件（80%）と最も多く発生しました。このうち、パイプの破損やホームタンクからの給油中にその場を離れたことなど、「管理不備」や「操作ミス」が原因の事故が23件となっています。

　油が流出した側溝の清掃や土壌の除去等の処理には多くの経費を要します。処理に要する経費は原因者の負担となりますので、特にホームタンクを設置している一般家庭や事業所の皆さんは、普段から十分に注意されるようお願いします。

岩手県における水質事故等の件数（令和5年度）

種類	油類	農薬	化学物質	汚水等	酸欠等	その他	原因別合計
管理不備	9	0	0	2	0	1	12
操作ミス	10	0	0	1	0	0	11
自動車事故	8	0	0	0	0	0	8
不法投棄	0	0	0	1	0	0	1
自然現象	1	0	0	0	0	0	1
その他	1	0	0	1	0	1	3
原因不明	6	0	0	0	0	2	8
種類別合計	35	0	0	5	0	4	44
種類別割合	80%	0%	0%	11%	0%	9%	100％

• 盛岡市を除いて集計。
• カッコの値は魚類へい死件数。
• 「酸欠等」とは、「酸欠、過飽和」の略。

　　　　　　　　　岩手県内における水質事故件数の推移 

種類	油類	農薬	化学物質	汚水等	酸欠等	その他	合計
令和元年度	47	1	2	4	0	4（1）	58（1）
令和2年度	64	1(1)	2	6	0	5	78（1）
令和3年度	44	0	3	4	0	1(1)	52（1）
令和4年度	43	0	1	5	0	3	52
令和5年度	35	0	0	5	0	4(2)	44（2）

• 盛岡市を除いて集計
• カッコの値は魚類へい死数。（一部再掲）
• 「酸欠等」とは、「酸欠、過飽和」の略。

• 令和5年度の岩手県内における水質事故等の状況 （PDF 299.4KB）