水質事故情報
油などの流出による水質汚濁
岩手県内の河川などへの油、化学物質などの流出による水質事故の情報について、お知らせします。
「油の流出事故が多発しています!」
油流出事故の多くは、
- 給油や移し替えの途中に目を離した
- 落雪や除雪作業によりパイプが破損した
など、不注意や普段の点検管理が不十分であることが原因となっています。
河川は、飲料水や農業用水、工業用水などに利用されるほか、さまざまな生き物が生息し、市民の憩いの場ともなっています。
油の流出はこれらの環境を汚染し、その処理に多くの経費を要します。
また、油流出事故を起こすことは、事業所のイメージダウンにつながりかねません。
特にホームタンクを設置している一般家庭や事業所の皆さんは、油流出事故防止のため、次の点に十分に注意されるようお願いします。
- 給油や移し替えの際はその場を離れない
- 落雪・除雪作業による配管の破損に注意するほか、定期点検に努める
水質事故等の件数
- 令和3年度 52件
- 令和4年度 52件
- 令和5年度 44件
油流出事故の影響
油流出により、魚類のへい死等を引き起こすこともあります。わずか3ミリリットルの植物油を流しても、魚が住める水にするためには、1000リットルの水が必要です。
油流出事故が発生した場合、処理費用は原因者が負担することとなっています。また、漁業や農業等へ被害が及んだ場合、多額の賠償が発生することもあります。
事故処理費用の一例
- 雨等による廃油漏洩:約60万円
- 10数リットルの軽油漏れ:約300万円
下流に水田、水道水源、工業用水源があれば、さらに莫大な費用がかかります。
平成9年に発生した重油流出事故における事業者への請求額は1,500万円、平成15年に発生した灯油流出事故における請求額は1,000万円にものぼりました。
早期発見・早期対応が、汚染の拡大を防止し、費用負担を減らします!
油を流出させてしまったら、発見したら、すぐに消防署・警察署・市町村または県の機関へご連絡ください。
このページに関するお問い合わせ
環境生活部 環境保全課 環境調整担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5359 ファクス番号:019-629-5364
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