令和7年度ツキノワグマの出没に関する注意報について

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ページ番号1043255  更新日 令和7年4月23日

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「ツキノワグマの出没に関する注意報」の発表について

県では、ツキノワグマの出没に対する注意を喚起し被害の未然防止を図るため、岩手県全域に「ツキノワグマの出没に関する注意報」を発表します。

 

 クマの人里等への出没は、堅果類の結実状況、特にブナの豊凶と関係が深いことが経験的に明らかになっています。また、ブナが豊作又は並作の年は、メスのクマの栄養状態がよく、妊娠に適した状況となるため、翌年春に生まれる子グマの数が多いという報告があります。令和6年度に実施された調査においてブナの結実が並作となったことから、令和7年度はクマの出没に注意する必要があります。

 これからの時季は山菜採りやレジャー等で山林に入る機会が多くなるため、予期せずクマと遭遇し、被害に遭う危険性が高くなります。入山する際は下記の事項に留意し、十分な対策を講じるようお願いします。

 また、近年は人里での被害も多く発生しています。クマを寄せ付けない対策を積極的に行い、被害を未然に防ぎましょう。

 

山林内(クマの生息域)における対策

  • 事前に入山地域の出没情報や被害情報を確認する。
  • 複数人で行動し、明け方、夕方の入山を避ける。
  • 鈴やラジオ等の音の鳴るグッズを常に鳴らしてクマに人の存在をアピールする。
  • 食べ残し等、クマのエサになるものを放置しない。
  • 撃退グッズ(忌避スプレー等)を携帯する。
  • クマの糞や足跡を見たら引き返す。

人里における対策

  • 廃棄野菜や生ごみ、コンポストの管理を適切に行う(放置しない)。
  • 農地周辺のやぶを刈り払い、見通しの良い環境を整備する。
  • 電気柵を設置し、クマを寄せ付けない対策をする。
  • 庭先果樹は適期が来たらなるべく速やかに収穫する。
  • 屋外やクマが侵入できる納屋に果物、穀物、ペットフード等を保管しない。

クマに遭遇した場合の対策

  • 背を向けて走って逃げない。
  • 目を離さず静かにゆっくり後退する。
  • 親子グマに注意する。
  • 風向きに注意して忌避スプレーを使う。
  • 至近距離でクマと突発的に遭遇した場合は、両腕で顔面や頭部を覆い、直ちにうつぶせになるなどして重大な障害や致命的ダメージを最小限にとどめる。

近隣県の状況

近隣の県でもツキワグマの出没に関する注意報等が出ています。

  • 秋田県では一部地域では入山が禁止されています

  • 青森県では「ツキワグマ出没注意報等」が出ています。

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このページに関するお問い合わせ

環境生活部 自然保護課 野生生物担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5371 ファクス番号:019-629-5379
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。