令和2年3月25日教育長記者会見における質疑応答

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ページ番号1029203  更新日 令和2年4月22日

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令和2年3月25日(水曜日)
県庁10階  教育委員室

発表事項:

  • 令和2年度における教育活動の再開等について

質問事項:

  • 令和2年度における教育活動の再開等について
  • 「岩手県における部活動の在り方に関する方針」を踏まえた部活動について
  • 東京2020オリンピック延期に対する所感について

質疑応答

(教育企画室)

 これから、教育長記者会見を始めます。

 本日は、教育長から発表事項がございます。

 

(教育長)

 お手元に資料を渡しておりますが、「令和2年度における教育活動の再開等について」を教育長名で県立学校長あて通知を出したところです。本日付けで出しておりまして、この通知文書で説明させていただきます。

 まず、3月19日の政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議からの提言等が出されておりまして、それを昨日付けで文部科学事務次官から通知がありました。

 事務次官通知におきましては、多くの児童生徒等や教職員が、日常的に長時間集まることによる感染リスク等に備えていくこと及び地域ごとの状況を踏まえていくことが重要であることから、特に学校では、日常において「3つの条件」(換気の悪い密閉空間、多くの人が密集、近距離の会話や発声)が同時に重なることを徹底的に回避する対策が不可欠とされています。

 また、「日本国内の感染状況について、爆発的な感染拡大には進んでおらず、引き続き、持ちこたえているものの、一部の地域で感染拡大がみられる」とし、「地域ごとの状況に応じた、一人ひとりの『行動変容』や『強い行動自粛の呼びかけ』が重要である状況に、変わりありません」としています。

 一方、知事を本部長とする岩手県新型コロナウイルス感染症対策本部におきましては、政府専門家会議から「感染状況が確認されていない地域では、これは本県が当てはまるわけですが、学校における様々な活動や、屋外でのスポーツやスポーツ観戦、文化・芸術施設の利用などを、適切にそれらのリスクを判断した上で、感染拡大のリスクの低い活動から実施すること」との状況分析等が示されたことを受け、これらの活動に関し、感染状況が確認されていない本県における今後の対応を確認したところです。

 こうした一連の状況を踏まえ、県立学校における新学期からの教育活動の再開を判断したところであり、各学校長におかれては、下記に掲げる事項に十分留意の上、感染症対策を徹底するとともに、児童生徒等、教職員及び家庭の実態にも留意しながら、新学期からの教育活動の再開に向けた準備を進めるようお願いするとしたものです。

 なお、今後、県内の児童生徒等又は教職員の感染が判明した場合には、事務次官通知において示されたガイドラインを踏まえつつ、県の保健福祉部等と調整の上、学校の臨時休業等の対応について改めて示すとしたところです。

 記についての一つ目は、感染症対策の徹底など保健管理等についての(1)では基本的な感染症対策の実施ということで、家庭と連携した検温、風邪症状の確認、発熱等の症状がみられる児童生徒等及び教職員については、自宅で休養させること、それから、日常の手洗いや咳エチケットを徹底させること、児童生徒等が多く手を触れる場所の清掃等を徹底すること、(2)では集団感染のリスクへの対応ということで、教室等のこまめな換気を徹底することということで、現在も窓を開けていますけどもそういった対応を徹底すること、近距離での会話や発声等の際、マスクを着用するなど、飛沫が飛ばないようにすることとしています。詳細については、国のガイドラインを十分に踏まえることとしています。

 二つ目は児童生徒等の心のサポートについて、新学期は、児童生徒等にとって学習や生活のリズムを整える重要な時期であることから、学級担任、養護教諭等を中心としたきめ細かな健康観察等を通じて、また、今般の臨時休業の影響等も含め、児童生徒等を的確に把握し、健康相談等の実施やスクールカウンセラー等による支援を行うなど、適切な配慮を行うこととしたところです。

 3、4、5は別紙で説明させていただきます。

 別紙1ですが、「高等学校における年度始め諸行事の対応について」です。

 まず、入学式については、先に卒業式の対応について通知を出しておりますが、この内容に準じるものとし、感染拡大防止に十分配慮した上で、長時間にわたることがないように留意しながら実施すること。

 それから、新任式及び始業式については、感染拡大防止に十分配慮した上で、長時間にわたることがないように留意しながら実施すること。

 また、生徒数が多く、十分な対応を取ることのできない学校においては、体育館での集会形式は取らないものとし、例えば、校内放送やプリントの配付による紹介等で対応することとしたところです。

 その他の諸行事については、全校規模で行う年度始めの諸行事、例えば対面式や応援歌練習等がありますが、これについては、「学校再開ガイドライン」に示された、日々の学校現場における「3つの条件が同時に重なる場」となる可能性が高いことから、延期又は中止も含めて慎重に対応を検討することとしました。

 次に、別紙2「特別支援学校における年度始め諸行事等の対応について」です。入学式については、先程の説明と同じですが、2の新任式及び始業式については(2)学部ごとや学団ごと等の小集団による対応とすること、それから4のスクールバスの運行については、児童生徒等の健康・安全を第一に考え、車内の換気及び児童生徒等同士の会話を控える等の感染拡大防止について適切な対策を講じた上で運行することとしました。

 次に、別紙3「部活動について」です。全般的な留意事項については、生徒の健康・安全の確保のために実施内容や方法を工夫しながら実施することとしたところで、具体的には、

・ 部活動の参加は、生徒本人と保護者の意向を尊重して、参加を強制しないこと。

・ 活動時間は、短時間で効率的な活動となるよう工夫すること。

 また、多数の生徒が特定の場所に長時間留まることがないよう配慮すること。

・ 参加する生徒の健康状態を把握し、生徒の体調管理を徹底させること。

・ 教師や部活動指導員等が部活動の実施状況を把握すること。

としました。

 活動に当たっての個別的留意事項ですが、

・ 活動内容については、長期の休業期間により、運動等を行う機会が十分でない状態を踏まえ、軽度の活動から段階的に実施してほしい。

 それから、生徒が接近した状態での練習や活動及び発声は極力、控えること。

・ 活動場所については、体育館等の屋内で活動する場合は、こまめに換気をする、ドアノブ、手すり、スイッチ等の消毒をするなど、感染拡大防止のための防護措置を講じること。

 更衣室や部室は、短時間の利用とし、一斉に利用しないよう配慮すること。

・ 文化部の活動場所についても同様に、教室等を使用する場合は、長時間にわたり密室状態にならないよう、換気を頻繁に行うこと。

・ 合同チーム編成による活動する場合は、当該校長の許可を得て、実施すること。

・ 練習試合あるいは合同練習については、県内における他校との練習試合や合同練習は可能としたところです。

 ただし、複数校が一堂に参集し、大人数の活動となるような状況は避けること。

 合宿及び宿泊を伴う遠征は、当面、自粛すること。

・ 県外遠征及び県外学校との交流については、当面、自粛していただきたい

と通知したところです。

 私からの説明は以上です。

 

(教育企画室)

 それでは、ここからは、幹事社の進行によりまして、質問にお答えするかたちで進行させていただきます。

 

(幹事社)

 それでは、ただいまの発言について、質問がありましたら発言をお願いします。

 

(記者)

 今回の教育長からの通知は3月25日付けということですが、前回の県立学校の一斉休校の時は、指示という対応だったかと思います。今回はどういった意味合いと理解したらよろしいですか。

 

(教育長)

 前回、卒業式の対応は学校教育課総括課長から、部活動は保健体育課総括課長からなど、それぞれの担当から中止という形で通知を出させていただきましたが、今回は、長期に渡っての一斉休業にならざるを得なかった状況が続いているわけですが、令和2年度の新学期から教育活動を再開するということ、しかも、県として感染症対策本部を立ち上げていますから、そこでも了解を得た上で、再開に向けた通知となりますと、やはり教育長として、しっかり対応していただくことが必要ということで、そういったメッセージといいますか、そういったものも込めて、私の方からの通知とさせていただいたところです。

 

(記者)

 あくまでも通知という形ですか。

 

(教育長)

 はい。併せて、市町村教育委員会に、県教育委員会から各県立学校長あてにこういった通知をしましたっていうことで参考にしていただくよう、今日お知らせをしたいと考えています。

 

(記者)

 詳細の部分で、各県立学校において清掃を徹底する、マスクを着用するなど通知をしていますが、現場を取材していると、消毒液も不足しているしマスクもないです。その辺りを含めて県としてどのように対応しているか改めてお聞きします。

 

(教育長)

 マスクあるいは消毒液は店頭にないということで、なかなか購入等が難しい状況になっていると承知しています。これについては、県の対策本部の中でも、医療機関や介護施設に優先的にマスクを手配しているということはありますが、やはり学校現場でも再開をする上で、国は、責任を持ってマスクを確保し、消毒液を確保し、学校現場に配布していただくことが必要だと思います。これは、国に、要望を出しているところです。

 ただ、具体的に再開時、新学期が始まるまでの間にそういった状況が解消できるのか、そういったところを見極めながら対応していかなければならないと思いますが、可能な限りマスクの手配や消毒液の確保については、調査をしながら対応するところはやっていきたいと思います。

 

(記者)

 ここにはない部分ですが、急遽一斉休校したことによる学習の遅れについて、県立学校はどういった状況にあるのか、実際あるのであれば、どのように対応していくのかお伺いします。

 

(教育長)

 高校の場合、卒業生は3月上旬に卒業式が終わっているわけですが、在校生は学習できなかった部分もあると思いますが、それについては、新年度、新学期において、その部分の対応をやっていただくことになると思います。

 それから、休業中の学習について、各学校からプリントなどいろいろな学習の仕方等について、指導がされているところでありますので、そういったところを確認した上で、新学期、学習の遅れがあるかどうかも含めてしっかりと対応していただきたいと思います。

 

(記者)

 基本的には補習するとかは各校の判断ですか。

 

(教育長)

 基本的には各校の判断です。

 

(記者)

 そういった影響で、例えば夏休みが短縮されるとかは。

 

(教育長)

 現時点では、そこまでの予定はございません。

(記者)

 部活動のところに県内の練習は可能で、県外は自粛するとありますが、これは県内ではまだ感染者が発生していなくて、県外では確認されていることを勘案されたのか、また、新学期まで数日ありますが、県内で発生したときに今回お示ししたものが変わることがあるかどうか教えてください。

 

(教育長)

 県外遠征又は県外学校との交流ですが、本県では発生していませんが他県では感染者が出ている、しかも、感染源・感染ルートが特定されている方とそうでない方がいらっしゃって、特定されていない方がどこにいるか。感染リスクがあるわけですから、そういったことを考慮した上です。

 それから、県内の練習試合は、短時間の移動等で宿泊も伴わないのであれば、それであれば可能としたところです。

 県内で感染者が出た場合は、通知にありますとおり、国のガイドラインを踏まえつつ、保健福祉部と連携を図りながら、具体の対応について、どういった形で感染者が出ているのか、色々なケースがあると思いますが、ケースバイケースになってくるのか、私どもは専門的な知見を十分に持ち合わせていないので、やはり医療関係に詳しい保健福祉部と相談し、対応していきます。

 

(記者)

 通知に沿ってお話いただいたのですが、休校ということで生徒、保護者、学校現場に影響があったと思うのですが、今回、新学期から通常どおり再開できることに関して改めて教育長のコメントをいただきたいのですが。

 

(教育長)

 一斉休業を急な形でお願いしたところですが、そういった中で色々な課題が出てきたわけです。それらに対し、柔軟に対応していきましょうと。

 また、学校現場の先生方、あるいは児童生徒等にかなり御迷惑をおかけしたところですが、それでもいろいろ工夫していただきながら、しっかり対応していただいてきたと思います。

 これについては、本当に現場の先生方に、感謝申し上げたいと思います。ただ、そうは言っても、長期に渡っての休業となっているということで、児童生徒もストレスが溜まってきているとお聞きしました。そういった中では、教室の開放であるとか、校庭・体育館の開放等も対応してきたところです。

 1日も早く、通常、平常時の学校に戻していった方がいいと考えております。

 ただし、海外も含め国内でも感染者が増えてきている状況の中で、感染リスクをいかに抑えて、児童生徒が通常の学校に来て、勉強あるいは部活動を、友達同士で触れ合えることを確保することが大事だということで、今回、国から示されたガイドラインに沿いながら、再開を進めるとしたところです。

 

(記者)

 先程、マスクについて国にも求めていきたいとありましたが、近距離の会話、発生等で飛沫が飛ばないようにと示されていますが、その対策として、例えば席の配置を変えるのかといった県教委としての考え方と、あと、県内の各学校から昨日文科省から方針が示されたことについて、戸惑いや不安の声が寄せられているかどうかをお伺いしたいと思います。

 

(教育長)

 まず、工夫ですが、生徒数が少ない教室では、そういったスペースは取りやすいと思いますし、また例えば給食時、向かい合わせで給食をとっている学校がありますが、今回はそういったところは席を離していただいて、食事をとる場合も会話などは通常時とは違った形での工夫はしてほしいと言っていました。

 それから、再開に向けての色々な声、それについては私のところにはまだ入ってきていません。

 

(記者)

 部活動のところで、県内の対外試合は可能であるが、複数校が集まることは自粛してほしいとのことですが、2か月後には高総体が控えていると思います。これから控えている学校行事について、判断していく目途、判断の仕方をどう考えていますか。

 

(教育長)

 今後の学校行事等について、現時点で見通しを明確にお話することは難しいと思います。国内、県内、最近ですと青森県八戸市でも感染者が出たということですが、そういった感染者の状況がどのように推移していくかは分かりませんので、それらの状況等を把握しながら、都度判断していくっていうことにならざるを得ないと思います。

 

(記者)

 現時点では高総体は予定どおり開催ですか。

 

(教育長)

 春の選抜大会は、全て中止になっているのですが、それ以降の各種大会等については、現段階ではまだ予定どおりという形になっています。先程も申しましたが、感染者の発生状況を見極めながらだと思います。

 

(記者)

 その都度の判断ですね。

 

(教育長)

 はい。

 

(記者)

 2点ほど教えてください。まず1点目、やはり今回は誰も経験したことがないことが起きていて、現場でもやはりかなり疲弊していると思います。そういった現場の方々に対して、何か一言あれば教えていただきたいのと、あと市町村教委に対しても参考にしてもらうということで、今日通知を送るということでしたけれども、所管が違うのでなかなか答えにくいとは思いますが、市町村の小中学校に対しても、これを参考にお願いしていく形になるのでしょうか。

 

(教育長)

 1点目の現場の教職員等に対してですが、一斉休業が始まって、各種行事が中止にならざるを得なかったこと、例えば卒業式や離任式など、それでも学校現場では工夫をしながら対応されたとお聞きしています。それらの対応については、学校現場を抱えている先生方に大変な御苦労をおかけしたと思います。ある意味、現場力と言いますか、しっかり対応していただいたというところに、本当に感謝申し上げたいと思いますし、引き続き、児童生徒の健康・安全に向けて御尽力いただきたいと思います。

 それから、市町村の小中学校の対応についても、基本的に国のガイドラインが示されていて、私どもの考え方もこのガイドラインに沿って判断しております。

 また、高等学校、特別支援学校、部活動とさらに本県としての考え方も細かく出していますので、参考にしていただければということで、市町村教育委員会にも、今日、お知らせするということにしたものです。

 

(記者)

 市町村への通知はもう出されましたか。

 

(教育長)

 まだ、これからです。本音を申しますと、昨日の午前中に事務次官通知がきて、昨日は県議会の対応等があった中で、どのような形で通知を発出していくか、今朝、直前まで作業しておりまして、こういう形でまとめさせていただきました。皆さんにもこのまま通知文書をお示しして説明した方が、御理解いただけるかと思いました。

 あとは、市町村教育委員会には改めて参考にしていただくよう通知を出したいと思います。

 

(記者)

 他県では、この通知は、対応は各県、自治体に丸投げするようで戸惑うといった声も聞かれたと思いますが、教育長としての率直な受けとめ、所感を改めて伺ってもよろしいですか。

 

(教育長)

 ガイドラインを見ますと、実際に一斉休業が始まって、そのあと文部科学省では、Q&Aをホームページにアップしていますが、そのQ&Aも随時更新されていくのですが、現場実態に即して色々な対応が出てくる、それが上書きされ、新たなQ&Aになってきています。そういった内容を踏まえながら、今回の通知が出されたものだと見ています。どこまで新しいものが入っているかというと、これまでやってきたものがそのまま記載されている部分もあるのですが、そういったところもあるので、今回の通知の中で、別紙1、2、3という形で、きめ細やかに整理をした上で、学校に通知したところです。

 実際、これからの対応は、いざ県内で感染者が出てきた場合に、具体の判断をしていく時に、今度は、専門的な知識、精通している保健福祉部とそれから県の対策本部の方でもしっかり情報共有しながら、判断をしていく。教育委員会だけの判断ではなくて、県の対策本部としての判断をしっかりしていくということで、これはもう確認していますので、今後、そういったところを協議しながら、対応していくことになります。

 

(記者)

 先程、特にマスクとか消毒液に要請しているという話ですが、これは教育委員会として、あるいは県として。

 

(教育長)

 各県に総務省のリエゾンを配置していまして、昨日の内にリエゾンを通じて国に要望しました。国として再開してほしいということであれば、そして、咳エチケット、マスクの着用を要請するのであれば、しっかり国が責任を持ってマスクや消毒液を調達し、学校現場に配置することが、本来あるべきではないかということで、昨日のうちに要望は出しました。

 

(記者)

 具体的な数字は出していますか。マスク何枚とか。

 

(教育長)

 そうではないです。実際は、新学期からの再開ですから、時間的に余裕がありますので、それまでに市販のマスクが出てくるのか分かりませんから、状況を見ながらの対応と考えています。

 ただ、国には現場にはこういうことが必要なんですと伝えていかなければならないということで、昨日の内に出しました。

 

(記者)

 コロナ関係ではないのですが、昨年8月に、部活動のあり方の指針が改定されましたが、年度が変わるに当たって、今後、部活動に新入生が加入する時期になります。今までと違い、参加を強制しないように留意することという一文が加えられましたが、どういった部活動のあり方として、新入生には参加等部活動をしてほしいと考えていますか。

 

(教育長)

 部活動のあり方については、教育長演述でもしっかり書きましたし、部活動は任意、それは県全体で取り組んでいきましょうということで、新入生に対しても当然そういう形で対応していただくよう、市町村教委を通じて改めてお願いをしていかなければならないと考えています。

 4月には、市町村教育委員会との会合もありますので、そういったところを通じてお願いしていきたいと考えています。

 

(記者)

 ちょっと話が変わるのですが、オリンピックの延期がほぼ決まっていますが、スポーツはやはり教育にとっても大切なものですし、オリンピックをとおして地元の子どもたちが、岩手であればカナダとのホストタウンの関係など、国際交流・異文化交流といったところで、勉強の場になっていると思うのですけれども、この祭典が、延期されたことに対して率直にどうお考えですか。

 

(教育長)

 1年延期という形になりましたが、現在、世界でコロナウイルスが拡大している中で、ある意味ではやむを得ない部分があると思います。それから、それに向けて色々な準備を進めてきたわけですし、それから、県内からも出場選手が決まっているわけですが、やはり子どもたちにとっては、アスリートと触れ合えるとかあるいはテレビ等を通じて見る機会があったわけです。中止ではなく延期という形になったところは、やむを得ないとは思います。 

 あとは、ホストタウンや準備していた市町村もありますが、引き続き、取り組んでいっていただければと思いますし、子どもたちもコロナウイルスに負けないで、体を鍛えて、将来、トップアスリートになってもらうよう頑張ってもらえばいいと思います。

 

(教育企画室)

 特にないようですので、以上をもちまして本日の記者会見を終了します。

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