令和3年版岩手県観光統計概要
「令和3年版岩手県観光統計概要」を取りまとめました。(令和4年9月8日から公開)
注 公表資料の修正を行いました。(令和6年7月12日修正)
平成22年度より国の共通基準を導入
観光庁は、平成21年12月、観光入込客に関する調査を全国共通に実施するべく「観光入込客統計に関する共通基準」(以下、「共通基準」という。)を策定しました。これを受けて、平成22年4月より順次、各都道府県において共通基準による調査を実施しています。本県は平成22年4月より導入しました。
各都道府県の観光入込客数については、これまで、各都道府県独自の手法により調査・集計されており、集計結果についても、年度集計と暦年集計の違いや、実人数と延べ人数の違いがあるなど、各都道府県の発表するデータ間での比較ができませんでした。
共通基準による観光入込客統計を導入することで、その都道府県を訪れた観光客の実際の数(=実人数)の把握が可能となるほか、観光入込客数や観光消費額について、訪問目的別(観光・ビジネス)や発地別(県内・県外・外国人)に他の都道府県との比較を行うことも可能となります。(観光庁がとりまとめて公表。)
なお、本統計をご利用の際の注意点は次のとおりです。
- 共通基準の導入により、公表値はこれまでの延べ人数ではなく実人数推計となるため、過去データとの単純比較ができない場合があります。
- 県内各市町村において選定し、調査した観光地点等のうち、共通基準の集計対象は、観光入込客数が年間1万人以上、若しくは特定月において5千人以上であることが要件となっています。
- 東日本大震災津波の影響により、平成23年1月以降分について、データを紛失、若しくは調査実施が不可能となった沿岸部の市町村の観光地点等があります。
「共通基準統計」と「本県独自統計」
本県の観光統計には、共通基準に基づく新たな統計(観光入込客統計)と、従来から本県の独自に実施している統計(教育旅行客、外国人観光客及びスキー客の入込動向)の2つがあります。共通基準に基づく新たな統計(観光入込客統計)は、平成27年より暦年による公表に移行しました。
1. 共通基準統計(暦年集計・実人数)
「観光入込客統計に関する共通基準」に基づく統計【本資料】
- 令和3年の県全体の入込客数(実人数)は13,346千人回(前年比3,241千人回、32.1%増)
- 令和3年の県全体の観光消費額は125,400百万円(前年比11,170百万円、9.8%増)
- 令和3年の県全体の入込客数(延べ人数)は15,600,557人回(前年比1,278,689人回、7.6%減)
2. 本県独自統計(暦年集計・延べ人数)
(1)教育旅行客の入込動向【令和4年5月16日公表済】
- 令和3年の本県の教育旅行客は、学校数が延べ4,555校、児童生徒数が268,934人回
- 前年に比べ、学校数は312校(7.4%)増加し、児童生徒数は43,454人回(19.3%)増加
- 学校数、児童生徒数ともに、平成22年以降、過去最高
(2)外国人観光客の入込動向【令和4年5月16日公表済】
- 令和3年の本県への外国人観光客の入込客数は10,854人回(前年比87,227人回・88.9%減)
- 国・地域別では、入込数の多い順に、アメリカが2,603人回(24.0%、前年比1,533人回・37.1%減)、韓国が1,112人回(10.2%、同629人回・36.1%減)、中国が606人回(5.6%、同10,873人回・94.7%減)、カナダが467人回(4.3%、同91人回・24.2%増)、台湾が358人回(3.3%、同44,093人回・99.2%減)
(3)スキー客の入込動向【令和3年9月15日公表済】
- 令和2年11月~令和3年5月の入込客数は591,588人回(前シーズン比194,341人回・24.7%減)
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