鳥インフルエンザ
高病原性鳥インフルエンザの侵入防止対策を徹底しましょう!
近年、中国、台湾を始め、東南アジアにおいては、通年をとおして継続的な発生が見られているほか、韓国では、昨年11月から本年6月にかけて継続的に発生が見られる等、近隣諸国からの本病侵入リスクは依然高い状況にあります。
国内では、昨年度、野鳥からの過去最高件数に上る検出と連動し、家きん農場においても全国的な散発が確認されました。
アジア諸国以外においても世界的なまん延が確認されていることを踏まえると、渡り鳥の飛来等により今シーズンも本病ウイルスが国内に持ち込まれる可能性は非常に高いと考えられます。
飼養衛生管理基準の遵守は、ウイルス侵入防止の大原則です。定期的に見直し、本病の侵入防止対策を徹底して下さい。
鳥インフルエンザの侵入防止対策
1 飼養衛生管理基準の再確認
農場出入り時の車両消毒、鶏舎周辺の消石灰等による消毒、鶏舎出入り口の踏込消毒槽設置、鶏舎出入り時の更衣、長靴の履き替えを実施しましょう。
2 野生動物の侵入防止
定期的に鶏舎の破損を点検して、鶏舎内へウイルスを持ち込む可能性がある野鳥やねずみ等の野生動物の侵入防止対策を徹底しましょう。
3 人、車両の立入制限
農場への人・車両の立入を制限して、入場させる場合には、入場者記録に記帳しましょう。
4 飼養鶏の健康観察
飼養鶏の毎日の健康観察を徹底して、異常を発見した場合には、直ちに獣医師又は家畜保健衛生所へ通報しましょう。
5 発生地域への渡航の自粛
本病が発生している海外への渡航は可能な限り自粛しましょう。
毎月1日は、「消毒・点検の日」
定期的に、一斉に消毒を行い、また、日頃行っている消毒方法や実施状況を確認することにより、鳥インフルエンザを含む伝染性疾病の侵入を防止しましょう。
消毒を徹底しましょう!
- 農場(施設)入口、通路、畜舎入口に消石灰散布を!
- 踏込消毒槽の消毒液を交換を!
- 畜舎周囲の環境整備(草刈、整理整頓等)を!
いつもの消毒の方法の見直しを!
- 農場(施設)に出入りする車両の消毒(タイヤ、タイヤハウス、荷台、フロアマット等)は十分ですか?
- 消毒の時期は適切ですか?回数は十分ですか?
- 消毒前の洗浄は十分ですか?
- 使用する消毒液の濃度は適切ですか?
「やったつもり」をなくしましょう!
- 長靴の裏に、排泄物等が残っていませんか?
- 踏込消毒槽が、ただの水槽になっていませんか?
- いつ、誰が行ったか確認できるよう、記録がありますか?
このページに関するお問い合わせ
岩手県県南家畜保健衛生所 中小家畜課
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