地域産業資源の活用
地域資源活用促進法の廃止に伴い、令和2年10月1日から「地域産業資源活用事業計画」の認定は、地域未来投資促進法による「地域経済牽引事業計画」の認定に移行します。このページでは、旧・地域資源活用促進法による地域産業資源の指定、地域産業資源活用事業計画の認定の状況についてお知らせします。なお、地域未来投資促進法の概要等については、下記のリンクにてご確認ください。
岩手県の地域産業資源
地域産業資源とは、「その地域ならではのリソース(産業資源)」である特産品や観光名所を指し、以下の3つに分類されます。
(1)農林水産物
(2)鉱工業品又はその鉱工業品の生産に係る技術
(3)文化財、自然の風景地、温泉その他の地域の観光資源
旧・地域資源活用促進法による岩手県内の地域産業資源の指定状況は以下の通りです。
区分 |
総指定数(令和2年3月18日現在) |
---|---|
農林水産物 |
114 |
鉱工業品又は生産技術 |
74 |
観光資源 |
167 |
合計 |
355 |
注 地域のみの追加は除く。
地域産業資源活用事業計画
地域産業資源活用事業計画の認定
岩手県内において、旧・地域資源活用促進法による「地域産業資源活用事業計画」の認定を受けている中小企業者は延べ19社です。
No. | 地域産業資源 | 事業テーマ | 事業者名 | 認定日 |
---|---|---|---|---|
1 | ワカメ、アカモク | 海藻脂質(フコキサンチン)による抗肥満作用を有する機能性食品の開発 | 協同組合マリンテック釜石 | 平成19年10月12日 |
2 | 牛乳 | 日本初、乳酸菌生成エキス入り、プレーンヨーグルトの製造販売 | 石川食品株式会社 | 平成19年10月12日 |
3 | ホームスパン | ホームスパンの技術を活かした、従来にはない春夏向け「サマーツイード」の開発と販路拡大 | 株式会社日本ホームスパン | 平成19年12月14日 |
4 | 大豆 | 「高栄養機能性豆乳」による新食感スイーツ系および応用商品の開発とブランド確立 | 株式会社黒川食品 | 平成20年7月4日 |
5 | 秀衡塗 | 伝統的工芸品「秀衡塗」の漆塗り・加飾技術を応用した文具の開発及び販路開拓 | 有限会社丸三漆器 | 平成21年10月27日 |
6 | 雑穀 | 優れた栄養機能性穀物である雑穀(ひえ、あわ、きび等)を用いた味噌・醤油及び栄養機能性食品の開発・製造 | 佐々長醸造株式会社 | 平成22年2月10日 |
7 | 牛乳 | 飼料の完全自給による山地酪農で生産した牛乳を原料とする乳製品製造販売事業 | 株式会社企業農業研究所 | 平成22年9月29日 |
8 | もち | 有機栽培米に雑穀や紫黒米等をブレンドし、手軽に食べられる「お米屋さんの作った健康志向のもちシリーズ」の商品開発と販路開拓 | 有限会社松勘商店 | 平成25年7月8日 |
9 | りんご | 岩手県産りんごと独自の減圧加工技術を活用し、無加糖・高糖度・低GI値で安全・安心に配慮した「スポーツピューレ・スポーツジャム」等の製造と販路開拓 | 有限会社川原商会 | 平成25年10月16日 |
10 | 折爪三元豚 佐助 | 自社農場生産の「折爪三元豚 佐助」(佐助豚)を使ったシャルキュトリー(フランスの加工豚肉加工品)等の開発、製造及び販売 | 久慈ファーム有限会社 | 平成25年10月16日 |
11 | サンマ、サバ、サケ | 電子レンジで簡単に調理できるサンマ天日干し「新・三陸太郎」等の商品開発と販路開拓 | 及川冷蔵株式会社 | 平成26年2月3日 |
12 | 琥珀 | 久慈琥珀を核とした粉末成型技術等によるアーバンアンバースタイル製品の開発とブランディング | 久慈琥珀株式会社 | 平成26年2月3日 |
13 | ヤマブドウ | ヤマブドウ樹液を活用した化粧品用原料の開発及び販売 | 株式会社佐幸本店 | 平成26年10月15日 |
14 | そば | 低酸素気流を利用した粉体殺菌技術による保存性に優れた無添加生そば・半生そばの開発・販売 | 株式会社川喜 | 平成27年2月2日 |
15 | 南部鉄器 | 南部鉄器の優れた機能性とデザイン性を兼ね備えたプロ向けの新たなテーブルウェアのブランド化 | 及源鋳造株式会社 | 平成27年2月2日 |
16 | もち、世嬉の一酒造場 | 観光資源である世嬉の一酒造場を活用した一関の餅食文化体験交流観光プログラム及び餅土産品の開発事業 | 世嬉の一酒造株式会社 | 平成28年7月6日 |
17 | アカモク等(54件) | 岩手県農林水産物の特徴と加工事業者の特性を活かした加工食品の販路開拓とブランド構築事業 | 岩手県産株式会社 | 平成28年7月6日 |
18 | 南部鉄器 | 3Dデジタル技術を活用し、ユーザビリティとファッション性を融合させた若年層向け南部鉄器製ティーウェアの開発・需要拡大事業 | 株式会社及富 | 平成30年10月12日 |
19 | スズメバチを活用した健康飲料 | 飲酒後の体調を良好に保つ「スズメバチ抽出液を活用した健康飲料」の開発・製造と販路開拓 | 有限会社川原商会 |
平成31年2月8日 |
20 | 琥珀 | 琥珀発掘体験の演出性を高めた新メニューの提供、恐竜等の脊椎動物化石の発掘体験等のメニューを提供する体験型観光施設の開発事業 | 久慈琥珀株式会社 | 平成31年6月14日 |
他の都道府県の認定された事業計画については、「地域資源活用事業の概要」(独立行政法人中小企業基盤整備機構)をご覧ください。
中小企業地域資源活用プログラム
中小企業地域資源活用プログラムとは、中小企業等が地域の「強み」となり得る特徴ある資源(地域産業資源)を活用して行う新たな事業展開を支援する国の施策です。
ふるさと名物応援宣言
「ふるさと名物応援宣言」の概要
ふるさと名物応援宣言とは、市町村が旗振り役となり地域の実情に通じた様々な関係者と連携しながら、地域資源を活かした「ふるさと名物(注)」を特定し応援を宣言することで、地域を挙げたブランド化の取組を促進するものです。
市町村がふるさと名物応援宣言を行うと、その関連の地域産業資源活用事業について、国の補助金の優先採択や、ふるさとプロデューサー育成事業(中小企業庁)の研修への優先参加、中小企業支援サイト「ミラサポ」(中小企業庁)での情報発信といった優先措置が受けられます。
注 ふるさと名物とは「地域資源を活用した商品・サービス(群)」を指します。
県内市町村のふるさと名物応援宣言
二戸市
「浄法寺漆」~漆と地酒(W-japan)と伝統食~五感で堪能する二戸物語(Story)
花巻市
「クラフトワイン・ぶどうの加工品」
一関市
「もちの聖地 いちのせき~もち食文化と黄金の國の原風景~」
平泉町
「郷土の文化と食~歴史と伝統を今に紡ぐ『世界遺産 平泉』藤原八百年~」
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このページに関するお問い合わせ
商工労働観光部 産業経済交流課 地域産業担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5537 ファクス番号:019-623-2510
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