知事からのメッセージ 平成28年10月

ページ番号1069894  更新日 令和5年12月5日

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平成28年10月1日

10月1日、天皇皇后両陛下の御臨席を仰ぎ、「広げよう 感動。伝えよう 感謝。」をスローガンに掲げた、東日本大震災復興の架け橋 第71回国民体育大会「希望郷いわて国体」の総合開会式が、北上市で行われました。

岩手県での国体本大会の開催は、46年ぶりとなります。今回は、本県では初めて、全国でも21年ぶりとなる本大会と冬季大会の全競技を同一の県で開催する「完全国体」です。10月1日から11日までの11日間、47都道府県から約2万2千人の選手団が参加し、県内24市町村で36正式競技と特別競技の高校野球の熱戦が繰り広げられます。

この国体は、東日本大震災津波の発災後、被災地域で初めて行われる国体でもあります。震災から5年半が経ちますが、岩手県では、先の台風10号による大きな被害もあり、復旧・復興に「オール岩手」で全力で取り組んでいます。選手をはじめ全国から訪れる皆様には、復興に向かって力強く前進する岩手の姿を御覧いただきたいと思います。

「復興のシンボル」である希望郷いわて国体は、全国からこれまでいただいた多くの励ましや御支援への感謝を伝えるとともに、復興に取り組む過程で生まれた多くの「つながり」をより広く、より強くする機会にしたいと考えています。そして、県民の皆さんには、是非お近くの競技会場に足を運び、それぞれの郷土の代表である選手の皆さんへ声援を送ってほしいと思います。

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平成28年10月11日

10月11日、秋篠宮同妃両殿下の御臨席を仰ぎ、東日本大震災復興の架け橋 第71回国民体育大会「希望郷いわて国体」の総合閉会式が、北上市で行われました。

10月1日に始まった国体本大会は、県内各地で11日間にわたりトップアスリートの皆さんの熱い戦いが繰り広げられ、私たち岩手県民は、明日へと向かう勇気と力をいただきました。岩手県選手団は、天皇杯(男女総合成績)で8位以内としていた目標を大きく上回る2位、皇后杯(女子総合成績)でも過去最高の2位と大活躍し、県民にとって大きな自信と誇りになりました。

東日本大震災からの復興のシンボルであるこの国体では、「広げよう 感動。伝えよう 感謝。」をスローガンに、全国からこれまでいただいた多くの励ましや御支援に対し感謝を伝え、県民の総力を挙げておもてなしして参りました。今回全国に広がった私たち岩手県民の感謝の気持ちが、2019年ラグビーワールドカップ日本大会、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会で、さらに世界中に広がっていくことを期待します。

次回は、愛媛県で「愛顔(えがお)つなぐ えひめ国体」が開催されます。参加される全ての人が、愛媛を駆け抜ける風のように舞い、輝き、大成功を収められますよう、心からお祈りいたします。

今月22日からは、全国障害者スポーツ大会「希望郷いわて大会」が始まります。引き続き、県民の総力を挙げておもてなしし、感謝を伝えて参ります。

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中村愛媛県知事へ国体旗を引継ぎ
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国体の閉会を宣言
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岩手県選手団解団式

平成28年10月24日

10月22日から24日まで、国内最大の障害者スポーツの祭典、第16回全国障害者スポーツ大会「希望郷いわて大会」が、本県で初めて開催されました。

22日の開会式には皇太子殿下に、24日の閉会式には高円宮妃殿下及び絢子女王殿下に御臨席を賜りました。大会期間中は、47都道府県と20政令指定都市から約5,500人の選手団が参加し、県内6市町で13の正式競技が行われました。岩手県選手団は、メダル総数で平成27年の和歌山大会の35個を大きく上回る139個と過去最高の成績を収めました。選手の皆さんが真剣に競技に取り組む姿には胸を打たれました。また、選手と介助者がともに競技する姿にも感動しました。

この大会を通じて、選手相互の友情や信頼が高まり、競技団体やボランティア、観戦に訪れた方々など、参加した全ての人たちの絆が強まりました。障がいへの理解と交流の輪が大きく広がり、障がいのある人もない人も相互に尊重し合い、共に支えあい暮らしていける社会の実現に大きく貢献できたものと確信します。

先に開催した希望郷いわて国体と併せ、希望郷いわて大会では、東日本大震災からの復興のシンボルとして、「広げよう 感動。伝えよう 感謝。」をスローガンに、復興に向かって力強く前進する本県の姿を見ていただくとともに、全国からこれまでいただいた多くの励ましや御支援に対し感謝を伝えられるよう、県民の総力を挙げておもてなしして参りました。国体と大会の2つの大きなスポーツの祭典を成し遂げたことは、県民の自信と誇りになります。この歴史的な経験を糧に、東日本大震災と先の台風10号被害からの復興、そして、ふるさと振興を進め、「希望郷いわて」の実現に向け、全力を挙げて取り組んで参ります。

平成29年は、愛媛県で「愛顔(えがお)つなぐ えひめ大会」が開催されます。えひめ国体と併せて、えひめ大会の大成功を心からお祈りいたします。

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開会式での岩手県選手団入場行進
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開会式での開会宣言・大会会長挨拶
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閉会式で中村愛媛県知事へ大会旗を引継ぎ
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岩手県選手団解団式

平成28年10月26日

10月26日、宮城県仙台市で、北海道東北地方知事会議が開催されました。本年5月にG7仙台財務大臣・中央銀行総裁会議が開催された場所と同じ会場(秋保温泉 佐勘)です。

今回の会議では、北海道、東北地方及び新潟県の8道県の知事等が参集し、「東日本大震災からの復興、災害に強い国づくりに向けて」、そして「活力ある地域社会の実現について 」の2つのテーマについて意見交換を重ね、当知事会としての決議文と国への提言を取りまとめました。

私からは、住まいの再建、なりわいの再生などの復興状況や、復興の進展に伴い新たに生じている課題(例えば、新たなコミュニティの形成、被災地の人手不足等)を説明するとともに、8月末の台風10号災害からの復旧・復興にも全力で取り組んでいくこと、また、若者・女性の活躍支援やスポーツと文化の力を通じて、人口減少に立ち向かい活力ある地域づくりを進めていく決意を表明しました。

復興や地方創生など重要な課題について、各道県の知事さん方と議論を深め、目指す方向性を確認でき、たいへん有意義な機会となりました。今後の復興のモデルとなるような「新しい北海道・東北」の創造に向け、引き続き、8道県が連携し協力しながら、課題解決に向けて取り組んでいきます。

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