6 会社の都合で休むのに、給料は満額もらえないのか。

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ページ番号1015761  更新日 平成29年8月3日

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 食品加工会社で働いています。先日、会社から原材料の調達が一時的に難しくなったので、生産調整をせざるを得ないとして、5日間の休業を命じられました。休業中の賃金は6割程度しか支払われないと説明されましたが、納得できません。全額支払ってもらえないのでしょうか。

 会社の都合で労働者を休業させると、会社は平均賃金の60%以上の手当を支払う必要があります。
 労働者が賃金の全額を請求できるのは、休業を必要とする理由が会社の故意や過失によるか、労働契約上、賃金の全額を支払う定めがある場合です。

 休業の理由が「原材料の調達が一時的に難しくなったため」ということですので、一般的には会社の故意や過失とは考えにくく、全額の支払いを求めることは難しいでしょう。
 ただし、例えば休業の本当の目的が労働組合の組合員に不利益を与えるためであることや、実は休業の必要性がない場合など、全額の支払を求めることができます。

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