8 契約時の口約束を守ってもらえるか心配。
採用面接の時、社長から「前に働いていた会社より3割増しの給料を出すからすぐ働いてくれ」と言われ、今の会社に入社しましたが、後で同僚に聞いた話では、働きが悪いことなどを理由に、給料が減らされることがあるそうです。約束どおり給料がもらえるか、口約束だけなので心配です。どうしたらよいでしょうか。
労働者を雇う際、雇用主は労働条件に関する一定の事項を雇用契約書や労働条件通知書などの書面で、明示しなければなりません。相談のケースでは、給与の額について口約束しかしていないとのことですが、雇用主は基本賃金や交通費など手当の額について、書面で明らかにする必要があります。
そのほかにも、契約期間や従事する業務、採用直後の勤務場所はどこかも、働き手にとっては重要です。始業・終業時刻や休日、休暇はどのようになっているのか、時間外労働はあるのか、どのような場合に解雇されるのかなど、仕事に関する一定の条件は、書面での明示が義務付けられています。
口約束だけでは、後々トラブルの原因になります。書面で労働条件を示すよう、雇用主に申し出ることが大切です。
(なお、書面について労働者が希望した場合は、ファクスや電子メール、SNS等による明示も可能です。)
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