『週刊 いわての健康 みんなの健康』
こんにちは!環境保健研究センター保健科学部です。
いわての暮らしに役立つ健康情報をお届けします。
シリーズ 最新データからみえる岩手県の健康状況
環境保健研究センターはデータベースシステム「いわて健康データウェアハウス」を運用し、そこで得られた人口動態統計、特定健診、生活習慣病アンケート等のデータを解析しています。
このコーナーでは、いわての健康課題や現状についてお知らせします。
(注)このコンテンツは保健科学部 地域保健グループがお届けします。
これまで、シリーズ「最新データからみえる岩手県の健康状態」として、いわての健康状態や現状についてお届けしてきました。
スライドは以下のPDFをダウンロードしてご利用ください。
- 最新データからみえる健康状態 §1「人口動態統計」 (PDF 3.1MB)
- 最新データからみえる健康状態 §2「生活習慣アンケート」 (PDF 2.0MB)
- 最新データからみえる健康状態 §3「特定健診」 (PDF 4.6MB)
感染症情報 岩手県感染症情報センター
環境保健研究センターは「岩手県感染症情報センター」として、感染症の病原体検査や研究のほか、県内の感染症の発生動向等を収集・解析しています。
このコーナーでは、いわての感染症の状況や留意事項等についてお知らせします。
(注)このコンテンツは保健科学部 微生物グループがお届けします。
感染症発生動向調査情報
(注)速報は原則として毎週水曜日に更新します。
性感染症にご注意ください
ジカウイルス感染症(ジカ熱)について
- 中南米を中心に、ジカウイルス感染症が多数報告されています。
- ジカウイルス感染症はデング熱及びチクングニア熱と同様、蚊を介して感染します。また、ジカウイルス感染症は感染しても症状がないか、症状が軽いため気付きにくいこともあります。
- 県ではホームページで情報提供を行うため、県感染症情報センターホームページに「ジカウイルス感染症」(ジカ熱)情報に関するリンク集を設置しました。(下記をご覧ください。)
- ジカウイルス感染症は2016年2月5日、感染症法の四類感染症、検疫法の検疫感染症に追加され、同2 月15日に施行されました。本症を診断された医師の皆さまは、保健所に届出をしていただく必要がありますので、ご留意ください。
- 当環境保健研究センターではいち早くPCR 法によるジカウイルス遺伝子検査体制を整えました。当センターはこれからも科学的根拠に基づく感染症対策の支援を通じて、いわての健康、みんなの健康を守るお手伝いをいたします。
保健科学部からのお知らせ
その他のお知らせです。
健康寿命をのばそう!
- 平均寿命がのびている一方で、人口の高齢化や社会生活環境の急激な変化等に伴って、糖尿病やがん、心臓病、脳卒中等に代表される生活習慣病の増加等が大きな問題となっており、その予防が重要な課題となっています。
- 生活習慣病を予防するために、運動、食事、禁煙等の生活習慣の改善の重要性について理解を深め、健康的な生活習慣を実践しましょう。
『運動』 毎日10分の運動をプラス
- 岩手県民の歩数は、平成24年に比べて減少しており、平成28年は男性6,626歩(全国ワースト3位)、女性6,132歩(全国ワースト12位)となっています。(出典:平成24年、平成28年国民健康・栄養調査)
- 通勤時間や移動時間などに、普段より少しスピードをあげて、苦しくならない程度の速歩きを10分行うだけで運動になります。今より10分多く、からだを動かしてみませんか?
『食事』 食事をおいしく、バランスよく
- からだに必要な栄養素をバランスよくとるために、主食・主菜・副菜を組み合わせて食べましょう。
- 主食・主菜・副菜とは
- 「主食」ごはん、パン、麺類などで、炭水化物を多く含み、エネルギーのもとになります。
- 「主菜」魚、肉、卵、大豆製品などを使ったおかずの中心となる料理で、たんぱく質や脂質を多く含みます。
- 「副菜」野菜、いも、海藻などを使った料理で、ビタミンやミネラル、食物繊維などを多く含みます。
毎日プラス1皿の野菜
- 岩手県民の野菜摂取量は、平成24年に比べて減少しており、平成28年は男性299グラム(全国13位)、女性286グラム(全国11位)と全国平均よりも多くなっていますが、1日の目標量350グラム以上に達していない状況です。(出典:平成24年、平成28年国民健康・栄養調査)
- 普段の食事にプラス1皿の野菜(例:トマト半分、野菜炒めなら半皿分)で、1日350グラムの野菜摂取を目指しましょう。
おいしく減塩1日マイナス2グラム
- 岩手県民の食塩摂取量は、全国的にも多く、平成24年は男女ともに全国ワースト1となっていましたが、平成28年は全国平均並みにまで減少し、男性10.7グラム(全国21位)、女性9.3グラム(全国18位)となっています。しかし、1日の目標値8.0グラム未満には達していない状況です。(出典:[食塩摂取量]平成24年、平成28年国民健康・栄養調査、[目標値]健康いわて21プラン(第2次))
- 「麺類の汁は残す。」「だし・柑橘類・香辛料等を使う。」「栄養表示を見る。」など、少しの工夫でおいしい減塩を進めましょう。
毎日のくらしにwithミルク
- 平成27年国民健康・栄養調査によると、20~30歳代の3人に1人が、牛乳・乳製品をとっていない状況です。
- カルシウムとたんぱく質がバランスよく含まれる牛乳・乳製品をとって健康生活を進めましょう。
『禁煙』 しっかり禁煙
- 喫煙は、がんや循環器疾患、COPD、糖尿病の主要な危険因子です。また、未成年者や妊婦の健康への影響も大きく、たばこの煙にさらされる受動喫煙によって、周りの人の健康にも悪影響を及ぼします。
- 岩手県の妊婦の喫煙率は、平成16年度以降減少傾向にあり、令和3年度は1.4%となっています。また、妊婦の同居家族の喫煙率も減少傾向にありますが、令和3年度は41.2%と妊婦のおよそ4割が自宅で受動喫煙下にいるのが現状です。(出典:令和3年度がん等疾病予防支援システム(市町村対象事業領域))
- 禁煙及び受動喫煙の防止により、たばこの煙による健康被害のない環境づくりを進めましょう。
岩手県では、「健康寿命の延伸」と「脳卒中死亡率全国ワースト1からの脱却」を全体目標とした「健康いわて21プラン(第2次)」の推進に取り組んでいます。運動、食事、禁煙などの生活習慣の改善は、メタボリックシンドロームの予防や脳卒中などの生活習慣病予防につながります。生活習慣の見直しで、健康寿命をのばしましょう。
岩手県の健康課題や現状に関する情報は、下記のページでもご紹介していますので併せてご覧ください。
毎月28日は「いわて減塩・適塩の日」!脳卒中(脳血管疾患)の予防は、まず高血圧の予防から
食塩(ナトリウム)の摂り過ぎは、高血圧の大きな原因となります。平成28年の岩手県の食塩摂取量の平均は10.0グラムで、1日の摂取目標量8.0グラムよりも、2.0グラム多い状況です。(出典:平成28年度県民生活習慣実態調査)
岩手県は「岩手県脳卒中予防県民会議」(会長:達増拓也知事)を設置して産学官の連携の下、脳卒中対策に取り組んでいます。
リーフレットは下記「添付ファイル」からダウンロードできます。
添付ファイル
健康づくりに関するポスター、リーフレット
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このページに関するお問い合わせ
岩手県環境保健研究センター 保健科学部
〒020-0857 岩手県盛岡市北飯岡1-11-16
電話番号:019-656-5669 ファクス番号:019-656-5667
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