平成30年12月25日 主要地方道野田山形線 野田工区が開通しました!!
県が「復興関連道路」として整備を進めてきた主要地方道野田山形線野田工区が平成30年12月25日午後2時に開通いたしました。 開通に先立ち行われた「開通式」の様子について一部ご紹介いたします。
午前10時30分から「開通式」を開催し、官公庁関係者や地元住民、工事関係者など合わせて約100名出席のもと、新県道の開通を祝いました。
式典終了後、午後2時より一般通行を開始し、開通を心待ちにしていた地元の皆様など多くの方々に新しい道路を走行していただくことができました。
なもみ・・・古くから野田村に伝わる秋田県の「なまはげ」に似た風物詩で、無病息災、家内安全を祈願して小正月に練り歩く行事のこと。『なもみ太鼓』は、小気味よい囃子のリズムが特徴の和太鼓。「なもみ太鼓の会」は昭和63年に結成。
野田工区の概要
主要地方道野田山形線は、九戸郡野田村白井林の国道45号から、久慈市山根を経由し、久慈市山形町の平庭高原に至る総延長41kmの主要な幹線道路で、内陸部と沿岸北部を結ぶ物流路線であり、また、観光ルートとしての産業振興及び経済活動を支える補助幹線道路として、重要な役割を担っております。
当該箇所は、東日本大震災時において、野田村の市街地が津波で浸水し、国県道等の主要幹線道路のネットワークが寸断されたことをふまえ、 事業延長1,500m(うち橋りょう65m)の整備を行うことにより、県道である主要地方道野田山形線を浸水想定区域外に付替え、災害に強い道路にするとともに、野田村が進める城内地区防災集団移転促進事業(防集事業)と一体となったまちづくり支援が図られるものです。
- 全体事業費 約38億円
- 事業期間 平成24年度~平成30年度
- 事業延長 L=1,500m
- 幅員 7.5(12.5)m
- 道路構造規格 第3種第3級
- 設計速度 50km/h
- 主要構造物 新町橋 65.0m
整備効果
効果1 安全で信頼性の高い道路ネットワークの形成
今回の整備により、災害時の確実な緊急輸送や代替機能を確保するとともに、これからの水産業等の復興を支援する災害に強い信頼性の高い道路ネットワークの強化が図られます。
効果2 安全・安心な通行の確保
当該区間が整備されることにより、東日本大震災津波相当の津波でも被災しない避難路としての道路が確保され、安全で円滑な交通機能の向上が図られます。
効果3 物流の効率化
東日本大震災津波相当の津波でも被災しない道路の整備を行うことにより、補助幹線道路としての機能強化が図られ、野田漁港と内陸部への物流ルートとしてアクセス性が向上し、物流の効率化及び東日本大震災からの復旧復興への寄与が期待されます。
このページに関するお問い合わせ
県北広域振興局土木部 道路整備課 道路整備チーム
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