草の根地域訪問「こんにちは知事です」(平成21年6月16日)生出
訪問団体:生出地区コミュニティ推進協議会
開催場所:陸前高田市
懇談記録の概要版です。なお、懇談記録の詳細は以下のページをご覧ください。
- 訪問団体名 生出地区コミュニティ推進協議会
- 日時 平成21年6月16日(火曜日)
- 場所 陸前高田市交流促進センター(ホロタイの郷「炭の家」)
団体の活動内容
- 地場産業の炭焼きで地域おこしをして生出地区を多くの人に知ってもらおうと、「おいで木炭まつり」を昭和62年から開催している。
- 「おいで木炭まつり」には、様々な世代が参加するため、世代間交流、地域の連帯感が深まった。また、生出を訪れる人たちが増えたことにより、「ホロタイの郷炭の家」が建設され、炭焼きなどの体験学習やグリーンツーリズムの活動拠点として利用されている。
- 立教大学からの林業体験の受け入れや地場産木炭を活用した「木炭発電車」製作など循環型社会に向けた取り組みなども行われている。
出席された方々の主な発言内容
- 私たちのコミュニティは活動の主流をなしているものは、地域全体が貧乏からの脱却ということで、互助の精神を持って地域を良くして、死にがいのある、裏を返せば生きがいのあるまちをつくっていこうということである。
- 病院通いしている高齢者も、畑仕事をしたり老人クラブ活動をしたりして元気に暮らしている。自分の役割や居場所があることが元気の源だと思う。この地域でできるだけ長く生活してほしいので、隣近所、親戚、その他関係者が役割分担しながら見守り支援を行うネットワークづくりが自分の仕事だと思っている。
- これからの地域社会の貢献者として小学生に対し、森林について学習を進め、森林体験をしていくことが地域や地球全体の森林や環境に対する関心を高め、理解を深めていくことにつながると思う。
- 丸太の値段が、昔より今のほうが安いので、山に木を植えて刈り払いまではするが間伐までする人はいないと思う。この山で生きてきたので、山に関わった仕事ができるようになればいいと考える。
- 都会の価値観を後追いし、中途半端に開発して中途半端な田舎になってしまうと魅力がなくなる。魅力のある徹底した田舎であるために、ここにしかない自然環境を大切にしないといけないと思う。
知事から
- それぞれの部会ごとに地域の課題に取り組んで、いろんな困難を克服し可能性を切り開いていることがよくわかった。森林づくり税の活用など、いろんな提案をいただいたので、それぞれ県としても検討していきたいと思う。
- 生出の魅力はやっぱりきれいな川である。全国有数の清流、渓流で、こういうきれいな川は人里離れたところにはあるが、ここは人里がそばにあるのがすごくて、こういうきれいな川のそばに住めるというのは、この地域の魅力の原点だと思う。
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