大槌町地域おこし協力隊 菅原 孝太 さん
大槌町地域おこし協力隊の菅原です。
岩手県では現在、シカの生息数が増加し、農作物被害等の鳥獣被害が拡大しています。対策として捕獲を通じた個体数調整が行われていますが、捕獲した個体の約9割が廃棄されてしまっているのが現状です。
大槌町ではここに着目し、シカの肉や革・角を最大限利活用して「まちの財産」とする「大槌ジビエソーシャルプロジェクト」(https://otsuchi-ogsp.com)が展開されています。本プロジェクトは、食肉販売だけでなく、イベント参加を通じたPRや、ツアーの開催、ハンター・事業者育成まで行い、次のサイクルへ繋げる持続可能なプロジェクトです。
私は、本プロジェクトのメンバーとして、主に、プロジェクトモデルを他自治体へ輸出し、自治体間の広域連携を構築する「いわてジビエプロジェクト」の調整を行っています。広域連携が実現すれば、岩手県で「ジビエ」という新産業が確立し、交流・関係人口の創出を通した地方創生に資すると考えています。
調整を行っている中で、どこの自治体も鳥獣被害に悩まされていること、そしてプロジェクトによる解決の必要性を認識されることがわかりました。
今はまだジビエ事業化を検討している自治体は少ないですが、数年先、それが増えたときに、この「いわてジビエプロジェクト」が真価を発揮すると信じています。その立ち上げに関われていることが、私の人生の大きな財産だと思っています。
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