一関市地域おこし協力隊 山崎 裕也 さん
一関市地域おこし協力隊の山崎です。
一関市は、トマト、なす、ピーマンなど夏秋野菜の県内有数の産地ですが、現在、市の新たな園芸品目として、西洋野菜の産地化に向けた取り組みを行っています。
ここで言う西洋野菜とは、まだ世の中では珍しい野菜、のことです。今、スーパーなどに並んでいる野菜の90%以上はもともと海外の品種で、西洋野菜ともいえます。でも、パプリカとかセロリとか特別に西洋野菜とは言わないし、あるいは、トマトやピーマンといった一般化しているものも、何十年前は西洋野菜と呼ばれていたでしょう。つまり、今後、食卓に並ぶのを待っている野菜が西洋野菜と自分は考えています。
現在、所属する一関市南部農業技術開発センターでは、年間を通して100種類以上の野菜を試験栽培しています。
そのいくつかについては、市内農家と協力して適正な栽培方法の確立を検討しています。また市内外の飲食店との交流を深め、販売先を開拓しています。さらには、市民みなさんに知っていただこうと、市内飲食店に協力いただき、西洋野菜を使った期間限定メニューを提供するイベントも実施しています。
当イベント「HELLO!セイヨウヤサイフェア」については、11月中旬から1ヶ月間、第2回目として開催します。今回は、西洋タマネギ=エシャロット、並びに西洋ネギ=リーキがテーマで、市内飲食店11店舗でそれらを使ったメニューが味わえます。当メニューを集めたレシピ集が店頭でもらえる特典があります。
詳細情報は、facebookページhttps://www.facebook.com/ichinosekiyasaiでご確認いただきたいと思います。
また、所属する南部農業技術開発センターでは、一般向けの見学会を受け付けておりますので、どなたでもお越しいただければご案内いたします。
私は、野菜を通じて、生産者の皆さん、飲食店のシェフ、市民の皆さんをつなぎたいという思いで取り組んでおります。
現在市内の生産者と飲食店のみなさんとの繋がりを中心に取り組んでいますが、将来的には、全国へ一関は西洋野菜の街として発信していきたいと思っています。
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