平成24年度岩手県学校給食モニタリング事業
岩手県教育委員会では、学校給食における放射性物質の有無や量について把握・分析し、より一層の学校給食の安心の確保につなげることを目的として、文部科学省の委託を受け、「平成24年度岩手県学校給食モニタリング事業」を実施しました。
県内5施設で全9回の検査を実施した結果、放射性ヨウ素131、放射性セシウム134、放射性セシウム137のいずれも検出されませんでした。
今回の調査結果を踏まえると、児童・生徒に提供されている学校給食において、放射線による健康影響は極めて小さいと考えらえます。
モニタリング実施施設名等
実施市町村等は、希望調査及び地域バランス等を考慮し選定したもの。
紫波町
紫波町学校給食センター(県央広域振興圏)
大船渡市
大船渡市立越喜来学校給食共同調理場(沿岸広域振興圏)
大槌町
大槌町学校給食センター(沿岸広域振興圏)
普代村
普代村学校給食共同調理場(県北広域振興圏)
岩手県(奥州市内)
岩手県立前沢明峰支援学校(県南広域振興圏)
検査期間
平成24年10月から2月(2学期から3学期 冬季休業中は除く)
検査は、隔週ごとに実施し、全施設同時期に全9回の検査を行った。
検査方法
ゲルマニウム半導体検出器を用いたガンマ線スペクトロメトリーによる核種分析法により、児童・生徒へ提供されている学校給食1人分を1週間(月曜日から金曜日までの5食分)ごとにまとめて検査
祝日等で5日分の給食が確保できない場合は、5日未満の日数で検査を実施
- 検査機関:社団法人岩手県薬剤師会・会営 岩手県医薬品衛生検査センター
- 測定機器:ゲルマニウム半導体検出器
検査結果
全施設、全ての検査において、放射性ヨウ素131、放射性セシウム134、放射性セシウム137いずれも検出されなかった。(検出限界値:各核種1キログラムあたり1ベクレル未満)
各回の詳しい検査結果は添付ファイルで確認できます。
調査委員会
県原発放射線影響対策本部アドバイザー、教育関係者、市町村学校給食関係者等による調査委員会を設置し、事業実施方法、検査結果等について協議。
今後の取組み
今回のモニタリング検査期間が秋冬であったことから、次年度において、春夏も含めた1年間を通じたモニタリング検査を実施し、学校給食に対する一層の安心の確保に努める。
参考
- 放射線を出す能力を「放射能」といい、この能力をもった物質のことを「放射性物質」といいます。
表中にある単位「ベクレル(Bq)」は、放射能の強さを表す単位です。 - 食品中の放射性セシウムの基準値
一般食品:1キログラムあたり100ベクレル
牛乳:1キログラムあたり50ベクレル
その他(放射線に関する基礎知識)
添付ファイル
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このページに関するお問い合わせ
岩手県教育委員会事務局 保健体育課 学校健康安全担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
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