令和5年度イノシシ生息域等GPS調査の結果

ページ番号1082323  更新日 令和6年8月30日

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事業概要及び目的

 本業務では、捕獲したイノシシにGPS首輪を装着して放獣後、取得した測位データを環境条件等と掛け合わせて解析することで、岩手県内における行動特性や生息確率などの推定を行いました。
 また、解析結果等を市町村や狩猟者などの関係者と共有することで、被害対策及び捕獲効率の向上に資することを目的としています。

 令和5年度に実施した調査及び解析結果は、以下のとおりです。

調査及び解析結果

1 事業名称  令和5年度イノシシ生息域等GPS調査業務委託

2 発注者   岩手県環境生活部自然保護課

3 受注者   合同会社東北野生動物保護管理センター

4 調査場所  一関市滝沢二又沢地内

5 調査期間  令和5年12月25日から令和6年3月13日まで

6 調査方法  捕獲したイノシシにGPS首輪を装着して放獣後、測位データを取得

7 調査及び解析結果概要
(1)調査結果
 今回の調査においては、データ取得期間が短い12月を除くと、1月の行動圏面積が最も狭く、3月と比較すると約1/2の行動圏面積だったことから、積雪や低温状態が緩和していく春にかけて行動範囲が拡大していたことが確認できる。
 また、今回の個体は、複数の場所で数百メートル程度のコアエリア(利用頻度の高い場所)が分散しているため、イノシシは休息等の拠点を設けて一定期間滞在し、その拠点の場所を変えながら移動を繰り返していたことが考えられる。

(2)解析結果
 解析の結果、イノシシの生息確率は、標高や最大積雪深、斜度などの影響を強く受け、標高は70~350m、最大積雪深は15センチメートル前後、斜度は5~20度の比較的尾根地形であるほど生息している可能性が高いことが示された。
 (→報告書21及び30ページの生息好適地の予測位置図などを参照)
 また、令和4年度の調査で使用したGPS首輪から、活動量を示すデータを取得して活動時間の解析を行った。
 冬季期間においては、比較的気温が高い日中(12時頃)に短時間で活動していたが、気温が上昇していく4月にかけては夜行性(17時~2時頃)の行動を示し、長時間に渡って活動していることが示された。

注)その他、詳細なデータ等は添付資料を御確認ください。

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このページに関するお問い合わせ

環境生活部 自然保護課 野生生物担当
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