試買テスト結果(令和6年度)『歯間ブラシ』
【概要】
健康を保つには、口腔ケアが大切です。口腔ケアでは歯ブラシによる歯磨きだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスの使用が推奨されています。
しかし、歯間ブラシを使用中に「先端が折れ、飲み込んだ」、「歯肉を痛めた」などの事故が報告されています。事故原因として、使用した歯間ブラシのサイズや使用方法が適切でなかったことが考えられます。
こうした事故を防ぐため、消費者が適切な商品(種類やサイズ)を選び、正しく使用できるよう、歯間ブラシについてテストし、情報提供することとしました。
歯間ブラシのブラシ部分は金属製のワイヤーにナイロンブラシが付いたタイプと金属製ワイヤーを用いないゴムタイプがあります。また、形状はI字型(ストレート)とL字型(カーブ)があります。
テストでは外装などに表示された内容を確認し、使用上の注意点についてまとめました。
また、歯間ブラシのサイズを測定し、次のことを確認しました。
- 同じ商品で表示サイズが違う場合にどの部分のサイズが違うか。
- 同じ表示サイズで商品によってサイズが違うか。
テスト結果の詳細は、添付ファイルをご覧ください。
【消費者へのアドバイス】
口腔ケアでは歯ブラシによる歯磨きだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスの使用が推奨されています。自分に合った歯間ブラシを選び、正しく使いましょう!
●歯間ブラシは歯ぐきを傷つけないように歯間部へゆっくり挿入し、水平にやさしく前後へ数回動かし使用する。
●使用する際の注意事項
- 挿入しにくい場合は無理に挿入しない。
- ブラシ部分を回転させて使用しない。
- ワイヤー部を曲げない。(ワイヤータイプ)
- まっすぐに力をかけずに使用する。(ゴムタイプ)
●初めて使用する場合は小さいサイズから使用し、徐々に大きいサイズを試す。また、入らない場合は無理に入れようとはせず、デンタルフロスを使用する。
●ワイヤータイプは慣れが必要だが、繰り返し使用することができる。ただし、使用後はきれいに洗浄して保管する。
●ゴムタイプは初めての使用でも使いやすいが、使い捨てを想定した商品が多いので、繰り返しの使用は推奨できない。
●前歯はI字型、奥歯はL字型を使用するのがよい。奥歯でI字型を使用する場合は、ネック部を曲げて使用し、ワイヤー部を曲げない。
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このページに関するお問い合わせ
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