県北・沿岸広域振興局管内の農業者(令和6年度)
県北・沿岸地域の農業の概要
県北地域は、夏期冷涼な高標高地、夏期温暖な盆地といった多様な地域特性を生かした園芸(レタス、きゅうり、りんご、雑穀、ほうれんそう、菌床しいたけ)や、県内トップのブロイラーをはじめとした養豚、酪農、肉用牛等の畜産が盛んです。
沿岸地域は、寒暖差が大きい内陸性の気候から、夏涼しく冬の日照が多い海洋性気候まであり、地域の気候に適した様々な栽培が行われています。園芸ではブロッコリーやピーマン、畜産では酪農、肉用牛が盛んです。
新規就農者の声
1 みんなに「カッコイイ!」と思ってもらえる農家を目指して(小金山 忍さん)
【プロフィール】
小金山 忍さん
岩手県陸前高田市生まれ。高校卒業後は車の整備士を目指して他県へ移住。東日本大震災を機にUターンし、農業とは異なる仕事に就いていたが、あるとき脳梗塞を発症。仕事を続けることが叶わず、実家の農地を活用して新規就農することを決意。2022年にピーマン農家として就農し、その後、スイートコーンの「大和ルージュ」や、色鮮やかな黄金色が特徴の「黄金しょうが」を栽培。就農計画に沿って順調に進んでおり、今後は一年を通して安定した収益を生み出すことを目標に掲げる。妻と4人の子どもたちとともに暮らし、仕事の合間に趣味の海釣りも楽しむ。(注2024年7月現在)
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2 チャレンジし続けることで酪農家としての未来を拓く(工藤 淳平さん)
【プロフィール】
工藤 淳平さん
岩手県下閉伊郡岩泉町生まれ。農業高校在学中に、北海道の牧場でインターンシップに参加。卒業後は岩手県内の牧場で経験を積み、岩泉農業振興公社からの誘いを受け新規就農を決意。生まれ故郷である岩泉町へUターンし、酪農家としての道を歩み始める。現在は経産牛や育成牛を合わせて90頭を飼育。2023年には「岩手県沿岸ホルスタイン共進会」の未経産の部で名誉賞を受賞したほか、自給飼料の生産にも積極的に取り組んでいる。車の運転が好きで、空いた時間があればドライブへ行き気分転換をしている。(注2024年8月現在)
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3 故郷で歩み始めたりんどう農家としての新たな人生(坂本 守さん)
【プロフィール】
坂本 守さん
岩手県二戸郡一戸町生まれ。システムエンジニアとして長く働き、移住前の5年間は東京で生活。変化の激しいIT業界で働き続けることに不安を感じ始めた頃、農業に興味を持つようになった。情報を集める中で農業研修機関「株式会社一戸夢ファーム」と出会い、生まれ故郷である一戸町で暮らすことを決意。2年間の研修の中でりんどうを中心とした農業の基礎を学び、卒業後にりんどう専業農家となった。現在は60aのほ場に18種類ほどのりんどうを栽培し、その中には一戸町オリジナル品種「縄文の舞」もある。趣味は旅行。(注2024年8月現在)
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4 県内では珍しいカラーの生産に挑戦!より上質な花を目指して(三浦 雄也さん)
【プロフィール】
三浦 雄也さん
岩手県二戸市生まれ。大学卒業後は、流通について学ぶため東京都内の市場に就職。その後、縁あって長野県にある大規模な花き農家で2年間の研修を受け、生産や経営に関する技術と知識を習得。それらのスキルを生かし、現在はカラーやトルコギキョウ、ラナンキュラスなどの栽培を手掛けている。休日は子どもと一緒に過ごすことが多いという子煩悩な一面も。(注2024年10月現在)
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