奥州市産野生フキの出荷自粛要請の解除

平成24年6月5日付けで県が出荷自粛を要請した奥州市の野生フキについて、検査の結果、安全が確認されたことから、本日（平成27年9月28日）、出荷自粛要請を解除しましたのでお知らせします。

本県において、出荷が制限されていた野生山菜の出荷自粛要請の解除は初めてとなります。

なお、奥州市産野生フキを集出荷する者は、奥州市に対し、集出荷の情報等の届出を行うことで、出荷が可能となります。（奥州市が「採取・集出荷者台帳」を整備）

また、県では、定期的に行うモニタリング検査において、出荷される奥州市産野生フキの安全性について確認していきます。

1　出荷自粛要請及び解除の経緯

時期等	内容
平成24年6月5日	奥州市の野生フキに出荷自粛を要請
平成26、27年春	自粛解除に向けた検査を2カ年実施 放射性物質濃度の値が十分低かったことから、国に検査結果を送付
平成27年9月28日	奥州市の出荷自粛要請を解除（関係機関に通知）

2　解除の条件

1. 奥州市は、奥州市内で野生フキを採取する生産者及び集出荷を行う者等を記録した「採取・集出荷者台帳」を整備。
2. 県は、奥州市と連携して、出荷前検査及び定期検査（モニタリング検査）を実施して安全を確認。
3. 集出荷を行う者は、生産者毎の採取地及び採取日を確認し、記録管理。

3　今後の取組

1. 毎年、奥州市内の野生フキの発生状況を把握し、出荷開始前に3検体以上の検査を実施。
2. 出荷再開後1か月間は毎週、その後1か月に1回程度の定期検査（モニタリング検査）を実施して安全を確認。
3. 「採取・集出荷者台帳」を関係機関で共有するとともに、産直施設等の巡回指導を実施。

4　奥州市の「採取・集出荷者台帳」に係る問い合わせ先

奥州市農地林務課林政係

電話：0197-24-2111（内線373）