奥州市（旧水沢市、旧江刺市及び旧胆沢町の区域に限る。）、釜石市、平泉町（旧平泉町の区域に限る。）わらび（野生）の出荷制限の解除について（令和5年2月17日）

国から出荷制限が指示されていたのわらび（野生）について、令和5年2月17日、奥州市（旧水沢市、旧江刺市及び旧胆沢町の区域に限る。）、釜石市、平泉町（旧平泉町）の出荷制限が解除されましたのでお知らせします。

今後、一部解除区域のわらび（野生）は、奥州市、釜石市、平泉町が整備する台帳で生産者を把握し、出荷管理することになります。
また、県では、定期的に行うモニタリング検査において、出荷される一部解除区域のわらび（野生）の安全性について確認していきます。

なお、奥州市のうち旧前沢町及び旧衣川村、平泉町のうち旧長島村については、出荷制限の指示が継続されています。

本県において、野生山菜の出荷制限等の解除は14例となります。

	市町村	品目	解除後	備考
1	奥州市	フキ	平成27年9月28日	出荷自粛解除
2	一関市	セリ	平成27年12月21日	出荷制限解除
3	陸前高田市	タケノコ	平成28年3月29日	出荷制限解除 旧気仙町、旧広田町、旧高田町、旧小友村、 旧竹駒村及び旧米崎村の区域に限る
4	花巻市	コゴミ （くさそてつ）	平成29年1月31日	出荷自粛解除
5	奥州市	セリ	令和2年4月15日	出荷制限解除
6	一関市	タケノコ	令和2年4月24日	出荷制限解除 旧大東町、旧東山町及び旧藤沢町の区域に限る
7	一関市	ワラビ	令和2年11月16日	出荷制限解除
8	奥州市	タケノコ	令和4年3月16日	出荷制限解除
				旧水沢市、旧江刺市及び旧胆沢町の区域に限る
9	一関市	ミズ （うわばみそう）	令和4年3月16日	出荷自粛解除
10	奥州市	サンショウ	令和4年3月16日	出荷自粛解除
11	一関市	タケノコ	令和5年2月17日	出荷制限解除（解除区域の追加） 旧花泉町、旧千厩町の区域に限る注1
12	奥州市	ワラビ	令和5年2月17日	出荷制限解除 旧水沢市、旧江刺市及び旧胆沢町の区域に限る
13	釜石市	ワラビ	令和5年2月17日	出荷制限解除
14	平泉町	ワラビ	令和5年2月17日	出荷制限解除 旧平泉町の区域に限る

注1　一関市のタケノコの出荷制限地域は旧一関市、旧室根町、旧川崎村。

1　出荷制限指示及び解除の経緯

時期等	内容
平成24年5月16日	奥州市のわらび（野生）に、国から出荷制限の指示
平成25年6月4日	平泉町のわらび（野生）に、国から出荷制限の指示
平成26年5月7日	釜石市のわらび（野生）に、国から出荷制限の指示
令和3年～令和4年	3市町で詳細検査を実施
令和5年2月17日	放射性物質濃度が十分低いことが確認できた奥州市（旧水沢市、旧江刺市及び旧胆沢町）及び釜石市、平泉町（旧平泉町）について、原子力災害対策本部長（内閣総理大臣）に制限解除を申請し、解除に至る。 （今回、解除申請に至らなかった、奥州市（旧前沢町及び旧衣川村）及び平泉町（旧長島村）については、引き続き検査を継続し、放射性物質濃度の推移を確認していく。）

2　解除の条件

1. 奥州市、釜石市、平泉町は、一部解除区域のわらび（野生）を採取する生産者及び集出荷を行う者を記録した「採取・集出荷者台帳」を整備
2. 県は、奥州市、釜石市、平泉町と連携して、出荷前検査及びモニタリング検査を実施して安全を確認
3. 集出荷を行う者は、出荷物には、品目、採取地、採取日、採取者を表示

3　今後の取組

1. 毎年、一部解除区域のわらび（野生）の発生状況を把握し、出荷開始前に3検体以上の検査を実施
2. 出荷再開後1か月間は毎週、その後1か月に1回程度のモニタリング検査を実施して安全を確認
3. 「採取・集出荷者台帳」を関係機関で共有するとともに、県は、産直施設等に対し、出荷前に自主的に放射性物質検査を実施するよう要請

4　奥州市、釜石市、平泉町の「採取・集出荷者台帳」に係る問い合わせ先

　奥州市　農地林務課　林政国調係
　電話：0197-34-1763

　釜石市　水産農林課　林業振興係
　電話：0193-27-8426

　平泉町　農林振興課
　電話：0191-46-5564