お肉による食中毒に注意しましょう
予防するための注意点等を掲載しています。
概要
- 市販されている肉の多くは、加熱調理用です。
- 食肉は、加熱調理しましょう(75度1分間以上)。
- 豚肉・鶏肉の生食は食中毒のリスクがあります!
- 生肉を取り扱う場合は専用の箸(はし)やトングを使用し、生の肉に触れた箸などで食事をしないようにしましょう。
- 食肉は肉汁が漏れないようにビニール袋や容器に入れ、冷蔵庫内でほかの食品に触れないようにしましょう。
- 食肉を調理する器具は、他と区別し、使用したまな板、包丁、ザル等は使用後に洗浄・殺菌しましょう。
- 食肉に触れた場合は、手を十分に洗ってから、他の食品を調理しましょう。
- 野生鳥獣肉(ジビエ)では、家畜のように飼養管理されていないことから、生食することは危険です。
生肉や加熱不足の肉を原因とする主な食中毒
腸管出血性大腸菌O157、O111など
主な症状
激しい腹痛、下痢(血便を含む)
発症まで
1日から14日
主な原因食品
- 牛ユッケ、牛レバ刺しなどの生肉料理
- 加熱不足の焼肉等
- 菌のついた手指・器具によって二次汚染された食品
場合によっておこる症状
溶血性尿毒症症候群(HUS)(腎機能障害・意識障害など)
カンピロバクター
主な症状
下痢、腹痛、発熱
発症まで
2日から7日
主な原因食品
- とりわさ、鶏刺し、牛レバ刺し、豚レバ刺しなどの生肉料理
- 加熱不足の焼き鳥等
- 菌のついた手指・器具によって二次汚染された食品
場合によっておこる症状
ギラン・バレー症候群(手足のまひ・呼吸困難など)
サルモネラ
主な症状
下痢、腹痛、発熱
発症まで
12時間から48時間
主な原因食品
- 食肉、鶏卵その加工品
- 豚レバ刺しなどの生肉料理
- 菌のついた手指・器具によって二次汚染された食品
E型肝炎
主な症状
黄疸、発熱、腹痛、嘔吐
発症まで
15日から50日
主な原因食品
- 加熱不足のシカやイノシシなど野生動物の肉、豚レバーなど
- 汚染された食物、水等の摂取
場合によっておこる症状
急性肝炎、劇症肝炎
豚レバーの生食は、やめましょう
豚レバーをはじめとする豚、いのしし、鹿の肉を生で食べると、E型肝炎ウイルスに感染するリスクがあります。E型肝炎は、劇症化する可能性もあります。
また、豚レバーを生で食べると、サルモネラ属菌や、カンピロバクター・ジェジュニ、カンピロバクター・コリ等の食中毒のリスクがあるほか、世界では、豚から有こう条虫、せん毛虫等の寄生虫への感染も報告されています。
(注)過去10年では、豚生レバーが原因と考えられる4件の食中毒が発生しています。
豚レバーは加熱して食べましょう。
飲食店などの事業者でも、生食用として提供せず、しっかり加熱を行うようお願いします。
- ご注意ください!お肉の生食・加熱不足による食中毒(政府広報オンライン)(外部リンク)
- お肉はよく焼いて食べよう(厚生労働省)(外部リンク)
- ジビエ(野生鳥獣の肉)はよく加熱して食べましょう(厚生労働省)(外部リンク)
- E型肝炎ウイルスの感染事例・E型肝炎Q&A(外部リンク)
このページに関するお問い合わせ
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