農地の復旧・整備
東日本大震災津波により被災した農地・農業用施設の復旧・整備に取り組みました。
原形復旧は、被災前の区画形状のまま復旧するものであり、津波により運ばれたガレキや土砂を撤去し流された耕土を客土しました。
また、まとまった農地については、原形復旧にとどまらず、将来の営農を見据え、農地の区画整理や排水対策などを行うほ場整備を導入し、復旧・整備を行いました。
農地復旧の状況
大船渡及び釜石管内の被災農地のうち382haを対象とし復旧・整備を行いました。
令和元年5月末までに、対象となる全ての被災農地で営農再開が可能となりました。
原形復旧農地の工事の様子
農地の原形復旧については、復旧工事を終え、順次営農を再開しています。
復興基盤総合整備事業の各地区の様子
吉浜工区(大船渡市)、下矢作工区(陸前高田市)、高田沖工区(陸前高田市)、小友工区(陸前高田市)、下荒川工区(釜石市)、下野工区(大槌町)の6工区222ha(うち被災面積196ha)で農地の区画整理や排水対策などを行うほ場整備を行いました。
令和元年春までに、全工区で営農が再開されました。
小友工区では、ほ場整備を契機に農事組合法人が設立され、収益の向上に向け、大豆やにんにく、たまねぎなどの園芸作物の導入に取り組んでいます。
中山間地域総合整備事業広田地区の様子
広田地区(陸前高田市)では、平成30年度に補完工事が行われ、事業完了となりました。
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沿岸広域振興局農林部大船渡農林振興センター 農村整備課
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